Beautiful Losersあとがき玖『シンスケ』 | 劇団マリーシア兄弟 プレスブログ

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おはようございます。

 

 

iPhoneもうまく充電できなくなり、もう寿命かと思っていましたが、

「ホコリが詰まっている可能性ありますよ」とシンちゃんの助言を受け、

クリップ突っ込んだら、引くくらいホコリが詰まっていて、

その後、しっかり充電できるようになり、

感謝してもしきれない恩をシンちゃんに感じている

劇団マリーシア兄弟の健太郎です。

 

では、今回

記念すべき舞台デビューを果たしたシンちゃん演じた

成松信介『シンスケ』のターンです。

元広告関係のサラリーマンだったシンスケ。

フランスでデザインの勉強をしながら仕事をしていたシンスケは、

たまたま日本人の脚本家の作品を舞台で観て、

その作品性に惚れ込み、足繁く通い、

ある日、本人に脚本を教えて欲しいと直談判。

そして、その作家エイジの元でアシスタントとして勉強を始める。

 

まとめるとこんな感じでしょうか。

 

今回、デビュー作だったわけですが、

本人は舞台関係の裏方の仕事をしていたので、

まぁ慣れたモノでした。

慣れたモノ…なんて上から言うのは烏滸がましい!

ってくらいベテランでした(笑)

 

蓄光(暗転中光る奴)貼りとか、色々率先してやってくれていました。

 

役どころ関係なければ、

開場したあとのスタッフ仕事とかも

手伝って欲しかったくらいです(笑)

今回、シンちゃんは

3月の公演を見てくれて、それでマリーシア兄弟で芝居がやりたい!!

と一念発起して、役者の世界に飛び込んだみたいです!!

 

そのあたりは、作中のシンスケとリンクしている所がありますね。

 

今回、オーディションで参加が決まった役者でもあります。

 

 

シンスケという人物は、Theアシスタント!という役で、

基本的には、エイジとセットでいる事が多いポジションでした…

 

 

……と、イメージではあるんですが、実際は

そこまでエイジと一緒にいる事は少なかったんじゃないかと思います。

 

 

時系列で振り返ってみると、

まずオープニング。

 

いきなり登場です。

エイジと二人のオープニング。

緊張感を感じさせない堂々としたスタートでした。

けっこう暗転の中、階段の移動とかドキドキだったんじゃないのかな…

って思うんですが、肝っ玉の座り方が違う…

そう感じさせました。

 

そして、しばらくして再び登場。

するや否やいきなり、ニノミヤに噛み付かれます。

 

しかし、業界人のニノミヤは

シンスケの名刺を見て、話を聞いて、

すぐさま手のひらを返します(笑)

 

ちなみにこの名刺交換は、脚本上にはなかったんですが、

俺もシンちゃんも準備していて、

自然とこうゆうカタチになりました。

 

毎回、しっかり名刺をくれるんですが、

最初の稽古で貰った名刺が、シンちゃん本人のではなく

ガチで演劇界の大物過ぎて、

芝居していたんですが、本気で手のひらを返しました(笑)

 

おふざけで、この名刺交換だけ

名刺交換バトルにしようか、なんて言っていたんですが、

俺のデッキの戦闘力が低すぎたのでやめました(笑)

 

 

そして、エイジとかつての劇団員たちのゴタゴタを見て、

シンスケは内心、これが話に聞いていた劇団員さんたちか…

と、思っていたに違いないです。

 

そんなゴタゴタを見ながら、話が進んで行きましたが、

とはいえ、エイジは自分の事を丸々話すようなタイプではないでしょうから、

なんとなく話は聞いているモノの真相に関しては、

シンスケはほとんど知らない状態だったと思われます。

このあとも、ダイキにたいして

かつて何があって、エイジは今の状態に至ったのか…

的な話を色々聞き出します。

この写真のマサは多分、フジモトの代役です。

 

そして、マサトとトモヤに関しては、

エイジとの仲を取り持つようなアプローチをします。

 

一緒にいて、エイジの心がどこか日本に残っている事を、

フランスでも感じていたのかもしれないですね。

 

 

冒頭から、勉強熱心さが見えていたと思うシンスケですので、

エイジに関わる話だけでなく、

日本の芸能界、アイドル業界の事とかも、

ぐいぐい聞いていきます。

 

聞く話聞く話、シンスケにとっては

中々、興味深いモノだったんでしょうね。

 

 

そして、ヒライとともにライブ会場へ戻ります。

 

そしてある意味、一番の難所キヒラヒライ周り。

 

ここに目立たない見せ場がシンスケにはありました。

それは、ヒライの長セリフを受けてのツッコミです。

 

ヒライ「なんか、テンションがね、振り切れちゃったね、ゾーンに入った。

止められないヤツ。なんだろう、心に突然の感動の雨が降ってきちゃって…

止まらないの…スコールって言うの?

局部的な集中豪雨、局部的な…」

 

というセリフに対して、

シンスケ「多分、局地的な…じゃないですか?」

と返す場面。

 

何が大変って、ヒライが上のセリフをまともに言いません(笑)

ツッコミのセリフは決まっているので、

最低限、そこさえクリアしてくれればいいんですが、

稽古中は普通に「局地的な…」と正解を言ってしまったり。

 

まさにゾーンに入って、ここのシーンをやっている為、

勢いが凄いんです(笑)

 

シンちゃんは、きっとなかなか無駄に緊張しながら、

このシーンに挑んでいたのではないかと、思います(笑)

 

デビュー作で、背負うべき重圧ではありませんでした(ある意味で)。

 

なのに、ホントにシンちゃんは、

ぶれることなく安定した芝居を見せてくれました。

 

その時、その時の

キャラクターの心情を汲んだり、

その場に漂う空気を察したりして、

立ち上がるべき時は立ち上がってセリフを言ったり、

そうじゃない時は、座ったままセリフを言ったり、

デビュー作の新人が持つ適応力ではなかったと思います。

 

本当に凄かった。

 

ブレる事なく、けれど

柔軟にしっかり場面ごとに対応して、

嘘なく舞台に居てくれていました。

 

ホント、お見事でした。

 

個人的な感覚としては、

セリフのないシーンってけっこう大変だと思うんです。

 

シンスケは、ただそこにいる事もけっこう求められていて、

しかもここでは完全にある意味部外者なので、

リアクションもなかなか難しかったと思います。

 

キャラクター心理からすると、笑っていいのか、どうなのか

わからないシーンもけっこうあったと思います。

 

 

映画の世界でも、

ちょっとした動きがスクリーンでは、物凄い大きい仕草になるなんて言いますが、

舞台では、カメラが主役を映しているわけではないので、

舞台上の全ての動きに意味が生まれてしまって、

せっかく主役が語っていても、

悪い意味で主役の邪魔をしてしまったりします。

 

シンちゃんは、ほんとにそういったシーンで

一切、誰かの邪魔をするという事もなく、

しっかり自分の役割を全うしてくれていました。

 

 

そうゆう役者は、そうなるといい意味で、

最終的には、逆に目立ちます。

 

今回、シンちゃんがデビューだと聞いて

驚いたお客様がかなりいました。

 

本当に落ち着いて、そこに居てくれましたからね。

 

基本的にエイジとセットと言う事で、

どうしても、エイジとのシーンは、

チカラが演出家の為、あまり稽古できませんでした。

 

ホントはそこにいるのに、エアーで稽古という事も少なくはありませんでした。

 

しかしながら、やりづらかったであろうに、

ホントに短い時間でしっかり求められているモノに応えてくれて、

しっかり仕上げてくれていましたね。

 

シンスケの前に現れるモンスターヒライ(笑)

 

ここは、もちろん脚本があるわけですが、

キヒラがそれ通りやってくるかわかりませんし、

ある意味、何をしてきても許されるシーンでした。

 

稽古中、あのチカラがキヒラのアドリブに対して、

反応できなかった時があったくらいだったのに、

ここでもシンちゃんはブレませんでした。

 

しっかりしっかり毎回対応してきてました。

エイジのセリフも毎回ちょこちょこ変わったりしていたんですが、

シンスケもしっかり、毎回対応してました。

 

地味に難しかったハズなんですが、

本人も多分、難しかったと思っていないんじゃないかなってくらい

自然な芝居でした。

 

最後に物語へ話を戻すと、

 

マサトとトモヤとエイジが再び、

一緒に芝居をやろうとなります。

 

その流れで今まで見た事のないエイジの姿をいくつか目撃したと思います。

おそらくエイジの弱い所を見た事なかったはずのシンスケなので、

驚きもあったでしょう…。

 

ただ、人間エイジに触れ、

元々好きだったエイジの作品性に説得力が増して、

今後、より一層エイジについて行きたい気持ちが

強くなったんじゃないかと思います。

 

三人だけで、凄い盛り上がっているから、

「僕もいますよ。」というセリフは、

会話を聞いていて、ずっとシンスケが言いたかった言葉なんでしょうね(笑)

 

今、傍にいるのは自分なのに、

この人たち、僕忘れてない??みたいな(笑)

常に脚本に向き合い、真面目に真摯に取り組んでいたシンちゃん。

 

そして、それはすぐ結果に結びつきます。

シンちゃん、次の舞台が決まりました!

 

前作、”バンブーオブビッグ”に出演してくれた

歳岡さん率いる

劇団Please Mr.Maverickの10周年公演に出演が決まりました。

 

そして、以下フライヤーを見るとわかりますが、

マリーシア兄弟もご協力させていただくみたいです。

 

あらすじ見ると、凄い面白そうです。

こちらも、あわせてチェックよろしくお願いします。

 

他の劇団さんで、

シンちゃんがどのように動くのか、

とても楽しみです。

 

 

劇団Please Mr.Maverick10周年公演
「商人チャンドラ」

作・演出、歳岡孝士
チケット:前売り3500円当日4000円
発売日7月25日(木)12時00分より
ご予約はこちら


【あらすじ】
野菜を育て、肉や魚を捕り、物々交換の生活を送る村に、ある日、
ヘンテコな恰好をした男が現れてこう言った。「君たちはいま、
効率の悪い、とても原始的な生活をしているんだ。僕の持っている、
この『お金』を使えば、君たちの暮らしはとても豊かなものになる」。
そうして村の人々の生活は、お金のおかげで飛躍的に取引きが
便利になり、自分の得意なことを仕事にする事が出来た。
そうして1年が経ち、お金を使った生活が当たり前になった頃、
男が戻ってきてこう言うのだった。「お金のお試し期間は今日で
終わりだよ。僕が貸したお金を返してくれ」と。
聴取者より高い評価を受けたラジオドラマ、「商人チャンドラ」を
初の舞台化!


【日程】
2019年9月4日~9月8日迄
9月4日(水)19:45
9月5日(木)14:00 /19:45
9月6日(金)19:45
9月7日(土)14:00 /18:00
9月8日(日)13:00 /17:00
※開場は開演の30分前になります。


【劇場】
「新宿シアター・ミラクル」
東京都新宿区歌舞伎町2-45-2 カイダ第3ジャストビル4F
西部新宿駅より徒歩3分
新宿駅東口より徒歩約7分

【キャスト】
新原武(劇団扉座)
丹羽隆博(希望の星)
草野智博
斉藤優紀
渡辺咲季(テアトルアカデミー)
いしだやすひろ
瀬谷和弘
市瀬美和(K'sLink)
紙原聡史
守屋慎之介
加藤貴大(劇団命~みこと~)
竹内渉
かいだあやこ
田口舞
古川愛
杏野成美
照久(Please Mr.Maverick)
歳岡孝士(Please Mr.Maverick)

【スタッフ】
舞台監督:横山朋也
照明プラン:志佐知香
照明オペ:近藤可奈子
音楽:元道俊哉
音響:鷹取こうへい
制作:Please Mr.Maverick
当日制作:樋郡めぐみ えなちゃん企画

 

守屋慎之助、ツイッターやってます。

チケットの予約とかも、きっとDMとか、

リプとかで出来ると思います。

 

作品もきっと面白いと思いますし、

自分も見に行きますので、是非!

 

是非、今後ともシンちゃんをよろしくお願いします!!

 

 

では、続いてのあとがきは

タクちゃん演じた園田拓海『タクミ』に迫るあとがきです。

 

長文にいつもお付き合いくださり、

ありがとうございます。

引き続き、定期的な不定期更新のあとがき、

よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 
次回公演情報

 

劇団マリーシア兄弟プロデュース公演
Super Malicia Brothers

vol.2『Beautiful Losers R
脚本・演出:大浦力
3月公演予定

 

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