友人は車が好きだ。道路を通過する車をみて、「あれはどこどこのどこどこだ。」と言っている。私はこの発言に対する最適解が未だにわからない。羨ましくて発言しているのか、車が好きだから発言しているのかよく分からないからである。言ってしまえば彼は僻んでいるのかもしれない。良い車に乗っている大人に対してだ。

もしくはマウントを取りたいのかもしれない、一緒にいる友人らよりも自分の知識のが優れているということを。

ただ、車を語っている時の彼は歪んでいる。表情だけでなく性格そのものもだ。顔を歪めて視線を遠くにして発言している。目線があったことなんて一度もない。「あんな車乗るくらいなら俺やったらこの車にしてこうカスタムするな。」。正直にいってどうでもいい。他人の車に関心があるほど私は車が好きではないからだ。。

かといって彼は車について語りながらもながらスマホで3回検挙されている。正直いってダサすぎる。表情も性格も生き方全てが。誰も望んでいない車語りはこれからも続いて行くだろう。

行き着く先には車に犯された車脳をした車顔をした車怪人、ドアバンバンだろう。