公開から随分時間がたってしまったので、
観た人も多いんじゃないかな。


映画はほとんどストーリーを知らずに
観に行くタイプなんだけど、
『八日目の蝉』
この映画には魅せられた感じがする。


邦画はあまりたくさん観ている方でもないのだけど、
話題作だったし、単行本も売れたみたいなので
自分からの目線で感想を書くね。


☆もし、まだ観てなくてストーリーを
知りたくなかったら読まないでね




映画では、
井上真央ちゃんの演技も良かったし、
小池栄子ちゃんの演技も良くて、、、
けど、だけど、
永作博美さんの迫真の演技には泣かされた。


誘拐犯なら憎むべき所なのに何故か
応援したくなってしまった自分がいたの。


「この子はまだご飯をたべていないんです」
という叫びは、母親の命の叫び。
泣かずにはいられなかった。


思いっきり希和子目線で観ると。

側に行ってあなたは悪くないよ。と
励まして楽にしてあげたい気持ちでいっぱいになった。

優柔不断なバカ男が一番悪い。
二番目に悪いのはその妻。
同じ女として母として許せない。
薫を誘拐したのはもちろん悪いことだけど、
実の母以上の愛で包み込み、
何よりも薫第1で生きてきたこと。
誘拐されてなかったら、
もっと不幸な人生だったかも知れない。

なんて感じてしまうのも
少し実母が悪く描かれ過ぎていたのかな?
なぜか、希和子目線になってしまう自分がいて。


希和子が薫を育てた4年という歳月が
ALIAとちょうど同じで、赤ちゃんの時のしぐさや表情、
成長していく姿を見守ることの愛おしさ、
すべてがすーっと共感できた。

希和子は決して自己満足や独りよがりな母性のために誘拐したんじゃない。じゃないかな。。。?
だってこんなにも薫に大切なものを与えているし、逆に実母との確執を見ていると、産むことだけが母親になることじゃないんだと痛感する。


photo:01



随分公開から時間が経っていたのもあってか、一日一回上映だったので、
時間も早いしお客さんも少なく、
船乗り場のシーンでは、涙が溢れて止まらないから、せめて静かに泣こうと必死だったのに、、、頑張ったのに。


MALIAの泣き方が半端なくて、あたし泣けなかった!と、隣の友人。

そして、そのまた奥の友人にまで、
大丈夫だった?凄い苦しそうだったけど、と。言われる始末。。。(^^;;

ご迷惑をおかけしたみたいで、
すみませーーーっん!(^_^;)


私はこんな感じでしたが。
この映画観た人いる?
どぅだった???