いよいよ今週末にせまってきたUspirits(以下Uすぴ)
前回の大会は一昨年に行われ、ここ数年?鳴りを潜めていた古参UWF信者が熱狂したことは記憶に新しい。
ただ厳しいことを言わせてもらうと、当時のUを知る者にとっては、やや物足りなかったのではないだろうか
みんな年を取ったから仕方ないと言ってしまえばそれまでだが
キックレガースに、独自のUWFルール。たしかにUのフォルムは、あった。
しかし試合内容は、UWFごっこの域を出なかったといっても過言ではない。
そもそもUWFとは、なんだったのか?
時は80年代半ば、猪木率いる新日本正規軍と業務提携していたUWFが抗争を繰り広げていた。
新日軍は、なすすべもなく蹴られまくれ、弱々しく見えた。当時の私は、猪木信者だったので、このキックばかりする集団が嫌いだった。
そんな中長州顔面蹴り事件が起こり、Uの大将前田が解雇され新生UWFが旗揚げ。そしてこのUWFが社会現象を起こすわけだが、
背景には、虐げられたプロレスファン(あえてプヲタなどと2ちゃんで流布しているダサい言葉は使わない)
の歓喜の叫びがあった。
猪木の衰退により、プロレスが説得力を失い、冬の時代と呼ばれていた当時、プロレスファンを公言しようものなら、「あんなの八百長だろ」
「ロープに降られてなんで帰ってくるの?」
「本気で叩いてない」
等、容赦ない口撃を喰らうハメになるのだ。
しかしそれは、プロレスを見れば誰もが抱く率直な感想であるし、そんな口撃を覆す試合もなかったので、プロレスファンは押し黙らざるを得なかった。
そんな歯軋りする思いをUは解決してくれた。ロープに飛ばない。
容赦ない顔面への打撃
本当に痛い関節技
とそれまでのプロレスの不透明な部分を排除する試合を繰り広げたのだ!
「UWFは誇りを持ってみれる」、「UWFならばかにされない」
そんな思いを抱かせてくれたのがUWFだったのだ!
そして私もUだけが真実。U意外はまがい物という完全なUWF信者になり、
U幻想にどっぷりハマっていくわけです。(その幻想も後に、あっさり崩壊しますが)
つまり容赦ない顔面打撃を入れる。本気で極めにいく。これがUのアイデンティティである。
(これは天龍が輪島の顔面をサッカーボールキックで蹴り上げた際に危機感を感じたという前田の発言からも明らかなこと)
そんな当時の第2次UWFに魅せられたファンσ(^_^;)が、前回のU-spirits大会で叫んだ言葉「顔面蹴らなければUWFじゃない!」
その言葉が金原に届いたのか、今回のメインイベント金原vs近藤は、UWFルールによるガチンコ試合になるとのことだ。つまりは初期パンクラスに近い感じになるのでは
やはり暗黙のルール下では、思いっきり入れられない。ならば、そこにUは、存在しない。
しかし、これなら正々堂々やりあえる。U-spiritsを体現できるはず!
ということで第3次UWF 刮目させてもらいます!
P.S. 鈴木対ハンスナイマンは、NEW JAPAN CUP目前の試合だけにUるい試合になりそうだが、(しかも当日は新日本とのダブルヘッダーだし)違う意味で注目だ!ナイマンが鈴木軍入りしちゃったりして(^o^;)
