行田市時代祭りの裏メインはこれ!
こんな田舎の将棋好きにとってプロ棋士と対局できるのは、めったにないチャンスとあって、
午前の部、午後の部合わせて16人が矢内プロに挑戦!
午後から観にいったのだが、挑戦者は、じいさん、子供、中年と年齢は様々。
オラの友人で無類の将棋好きN氏もG氏の伝手で参加。
コの時型に並べられた長机の周りに挑戦者が座り、矢内プロが順番に相手をしていく。
(ちなみに矢内さんは行田市出身です。)
みなさん真剣に考えて指しながらも楽しんでいるといった表情。
こういう老若男女問わず楽しめるゲームが昔から日本にはあるんだなあと日本文化の良さを再発見しました。
さて対局ですが、まず小学校低学年くらいの少年が敗れた。
よほど悔しかったのか、記念の色紙をもらうと無言でそそくさと退場。
「おい少年!お礼くらい言ってけよ!親はどんな教育しとんじゃ!」とちょっとツッコミたくなりました。
じじいさん達が次々と敗れる中、これまた小学校低学年くらいの少女が残っていたのだが、
そこに張り付くように見てる男共。男の悲しい性を見た気がしました…
よっぽどやりづらかったことでしょう。
我らがN氏ですが、横でボクシングのセコンドのようにアドバイスするG氏とごちゃごちゃ言い合いながら考え得る最善の手を捻り出していたようです。
彼らがあれくらい真剣に仕事をしたら日本経済は回復するのではないか…
まあそれはさておき、なんと2枚落ち(矢内プロ側は飛車と角行が無し)のハンデ戦ながら矢内プロから勝利を納めました。
嬉しそうなN氏。矢内プロ「2枚落ちでは厳しかったですね。」と潔いコメント。
そして最後の1人。聞くところによると行田市将棋連盟の重鎮。人が群がりすぎてしまったので盤は見えなかったのだが、矢内プロの静かな表情と落ち着きはさすがにプロの佇まいでした。
しかしこれだけのじいさん、おっさんに囲まれたら中は、チリの鉱山並にムシ暑く、異様な臭いが立ち込めていたことでしょう。
そしてそれが敗因だったのではと感じずにはいれませんでした。

