マレットファンの事務所にある、わたしたちのだいすきな絵本たち。
これから少しずつ紹介していけたらと思います。
まずは、『いちごです』という川端誠さんの絵本。
今から7年前、はじめて出会った時の感動は忘れられません。
最初の1ページから最後まで、いちごが、ショートケーキや、アイスクリーム、ジャムなど、
いろんな姿で登場します。
ただし、書かれている言葉は、『いちごです』のみ。
この本を読んでもらったとき、いろんな姿があるけど、ぜんぶ『いちご』なんだ、ということが、
すとんと腑に落ちたのです。
自分自身、絵本の読み方、仕事のしかたに悩んでいたところだったので、
そんな自分も、いろんな形、やり方があっていいというメッセージに思えたんです。
それ以来、絵本がだいすきになりました。
このページは、子どもたちが一番好きなページです。
子どもたちに絵本を読んであげるのが、本当に楽しくなりました(それまでは、少し苦手でした…)。
子どものためとばかり思っていた絵本は、実は、自分を変えてくれる、
とてもとても大切な一冊だったのです。
みなさんはご存知でしょうか?
ぜひ、だれかに読んでもらうのを楽しんでほしい絵本です。
マレットファン ギップ
「いちごです 」 川端誠著 文化出版局