前回では私の 時からピアノを始めるまでの話をしましたが 最初のピアノ教師である母からどういうレッスンを受けたか のお話をいたします。 とにかく私は日々 隣の部屋で連日 来るで生徒さんのバイエル を聞いていたので 出だしさえわかればあー こういう曲かということですぐに弾けるは弾けました。 いわゆる 耳コピというやつですね 特に才能があるとか楽譜を読む力が あったというわけではありません。 おそらく 2歳半くらいから お稽古のようなことを始め 母が本格的に力を入れ始めたのは彼女が仕事を辞めてしばらく家にいるようになった私が3歳の頃からだと思います。 それまでは 祖父祖母のいる家で育ったのですがずっと保育園の毎日でした。 それは毎日苦痛で毎朝 父母が忙しく出勤準備をする中で 母がトイレに連れて行ってくれるのですがいつも行かないで行かないで一緒にいたい!と 心の中で叫んでいました。 保育園は子供の私には まさに戦場と一緒でいつもいじめてくる男の子などがいました。ポケットを破られたこともあります

ただお昼寝の時間 あみなか先生という先生のもとに寄り添って甘えて行ったのを思い出します 教室には小さな足踏みオルガンがあってそこに先生は座っていて優しく抱き寄せてくれました。 お寺の保育園だったので お墓もあり仕事で遅くなった両親をお墓に座って一人でポツンと待っていたそうです。ある大雪の日 たまたま父が保育園に連れて行ってくれrq時に滑って転んで大泣きしてとても悲しかったの覚えています。 父もその時とても悲しかったそうです。 今思うと若かりし頃の父や母はそれぞれの仕事や家庭のことなど必死で頑張っていたのだと思います。 楽しさや悲しさや 流れてくる様々な音楽などいろんな思い出でいっぱいの銚子。けれど父が佐倉高校に転勤になったのを機に八千代台で親子3人の生活がスタート。母は今こそ恭子の教育をきちんとしなければいけないとスイッチが入ったらしく 朝と午後 1日2回のレッスンの時間がありました。 私は ピアノに対しては好きとか嫌いとかいう以前に父に恭子はピアニストになってヨーロッパに行くんだと毎日のように言われていたのが先に立ち、でも自分はメロンアイスや卵のアイス、秘密のアッコちゃんのコンパクトを買ってもらう方が人生の一大事であり、義務でピアノのレッスンをこなしていただけの 非常に反抗的な態度も取る子供だったと思います。あと1回練習すれば終わりでいいよというのに 強情派って1時間椅子で粘ったこともあります。 母は教師であり あまり感情で 怒ったりすることのない 適切な指導をしたと思いますが こういう強情な子を前に相当手こずったと思います。 だから うまくいくと口に卵ボール作戦など色々な 方法で興味を引きつけようとしたのだと思いますが 当時のバイエルは 赤と黄色の 上下巻 あって 一応 ある 指定期間で終えたのですが母はこれでは まだ 意味がないと判断しまた最初から繰り返しバイエルを2回 繰り返したそうです。 多分 楽譜がよく読めてなかったのではないでしょうか ?聞き覚えだけできたので。 そのせいか (これは呆れると思いますが)真ん中のドが ヘ音記号のドと ト音記号のドと共通のドであることが頭で分かったのは小学校 1ー2年になってからのことでした。 しかし バイエルを2回やってもらったのは良かったと思います。 地味なじみの良いメロディーを 4小節 8小節 単位でそのフレーズ感覚というものが身につきました。 このことから 私は本当に丁寧に育てたい なら最初のうちこそ 小さい範囲を丁寧に何度も繰り返すということの効果を皆さんと共有したいと思いました。 ピアノ教室などに入ると ピアノ発表会で 同年代の周りのお子さんと比べがちですが それは本当にナンセンスで マラソンと同じ 自分の体や実力と相談し 自分の その時の 最高のパフォーマンスを発揮する練習をすればいいだけなんです。 ですから その時期にその子が吸収できる 小さな範囲を何度も何度も繰り返し体にすり込ませる事ってとっても意味があることなんです。 その 小さかった恭子が30年後に母になった時に自分の子供にしたことが

「宿題をローン申請で練習する」

バイオリンの先生に うちの子は不器用なので 何小節かならなんとかなる、 色々なエチュードを何種類か 並行してやることは必要だと思うのでその何種類の一番重要な部分を 4小節ずつさせてくださいとお願いしたのです。 先生はその申し出に面食らったようですが 快く承諾してくださり( これがあっての現在) そして うちもこれだけ練習すれば良いんだという安心感のもとに 各エチュード 4小節 ずつを 細かく丁寧に バイオリンの持ち方や言われた癖を直しながら さらって行ったのでした。

負担を軽くし

安心感のもと

丁寧に

繰り返しさらう 

これって本当 効果的 だし今も一番大切にしていることの一つです。

バイオリンの先生も半年くらい経った頃、こうやって薄紙を重ねていくように 上達していく に行くんだねと褒めてくださいました。 私はバイオリンは1ミリも引けないので この楽器に関しては完全に先生のおっしゃることを 家で再現していただけです。 また時間も限られているので少ない課題に この時間だけ集中すればいいという ので ストレスもだいぶ減りました