本日は春分の日。上野の科学博物館で開催中のインカ帝国展 に出かけた。ま
だ会期の初めの方だし、休日は混むのは承知の上なので、家族は連れず一人でゆっくり行きました。
会場に入ると、最初から大混雑。休み中の自由研究かメモを取る小学生が吹っ飛ばされていたり、大変。
滞留する人ごみをかき分けながらマイペースで鑑賞しました。
僕は古物好き。南米好き。以前、ナスカ展の感想 とかも書いたので、今回も心に残ったことのみ残します。
・インカ帝国はスペイン人に滅ぼされ終わったと感じていたが、文化は継承されてきているものがある。
⇒ (当たり前ですが)国=文化ではないこと。
・インカ帝国自身も、周辺文化を征服して、宗教観、死者の埋葬方法等文化を含めて蹂躙してきた、「征服者」であった。
⇒ (今更ですが)世の中祇園精舎な事。
・用途がわかっていない出土品は「祭祀に使われたらしい」と一括りに説明されてるのではないか。
⇒ 私見。なんとなくそんな気がした。
・基本的な道具(秤等)の技術は本当に今日使われているのと同じ原理の物を元々使用していた事。人間やっぱりあんまり変わっていないこと。
・昔の人は、道具に対し実用性の機能を求めるだけでなく、細かい装飾の拘りがあって楽しい事。
⇒ 最近の物はそういう余裕ないもんなぁ。太郎さんならコップに顔つけるくらいするんだけど、そういうのが当たり前だからなぁ。
・インカ帝国の、飛脚「チャスキ」は、キープという結目のついた紐束を駅伝方式で届けていた。キープは電信のような情報伝達方法であった。
⇒ これが訛って「たすき」になりました。なーんてね。
・ミイラの展示の非人間性は相変わらず
だけど、CTをとって調査した先生がビデオで「この"人"が、どういう事情で"亡くなった"のか、どういう生活をしていたのか、この"人の個人情報"を引き出すのが目的です」とちゃんと亡骸に対する畏敬を持って語っていたのに、救いを感じました。
・インカ帝国のミイラは、エジプトの物と違い、内臓抜いたり、薬品につけたりという大きな加工は無しに、包んで乾いた、自然な遺体である事。
⇒ チャチャポヤ文化は骨を包んでいたのを、インカ帝国が副葬方法も変えさせたという事です。
・マチュピチュの3D映像はきれいで圧巻。二回見た。良くできてるなぁ。でもCGの作り物に感動しているのであれば、「本物」に触れに来た自分としては少し悔しいなぁ。
・ミュージアムショップ。いつも欲しい物だらけで困るなぁ。子供の頃からの博物館好きで、買ってもらえなかった怨念が呼び起されるなぁ。
⇒ カタログと、絵葉書1枚を買いました。(*^_^)幸せ。


