就活は、学生にとってこれまでの集大成的な競争ですよね。

入る会社や組織によって
今後の社会的ステータスや生活水準は大きく変わりますし、
たった数回の面接で、(少なくとも上記の観点では)人生の明暗が分かれるんですから、
受験で志望校に受かる・落ちるどころの騒ぎではないです。

そんなプレッシャー満載のイベントですが、
これまでの社会生活で何かしらの抵抗や違和感をもって過ごしてきた人ほど、

・コミュ力に自信がない
・サークルもバイト等の課外活動系は何かと中途半端
・集団行動が苦手で、アピールネタとなる経験がない

といった風に、不安要素満載かと思います。

というより、僕自身がそうでした。

でも、そういう方にこそ、就活は逆に人生最高のチャンスです!

ここで成果を挙げ(一流企業の内定を取る等)さえすれば、
いくらこれまで日の目を見ない社会生活を送っていたとしても、
今後の人生は、
色んな面で”集団行動大好き系男子・女子”(以下「彼ら」)に勝つことが出来ます。

5年、10年、20年と時間が経てば経つほど、
住んでいる家や乗っている車も違えば、
社会的な信用も違うでしょうし、
付き合う人間の人格、異性からの評価、ライフスタイル等、
全く変わってくるでしょう。

とは言え、まずこう思いますよね。

・社会的に彼らよりだいぶ不利な状況なのに、勝つことなんか考えられない

安心してください。
就活というタスクを淡々と処理していくために、最強の戦略があります。

この戦略を知っているかどうかで生涯賃金が億単位で変わります。

なので、このブログに反応してくださったあなたにだけ伝えたいと思っています。

戦略をひと言で表すと、「企業が求めている人物像を淡々と演じる」ということです。

徹底的な自己分析を経て、ありのままの自分をぶつけるのではありません。

よく、「マッチング」という言葉が使われますよね。
面接の場は、企業(組織)と学生が相互に合うか合わないかを、確認し合う場と言われます。

しかし、それはギャンブルです。

学生それぞれが十人十色の自分を、正確かつ簡潔に伝えきったとして、
それぞれの特色で全員が(一流)企業から内定を取っているわけではありません。

実態は、一部の学生に内定が集中しますよね。

これは、企業が求めている人物像がおおかた共通しているということの証明です。

そもそも通常の採用活動は、企業の経済活動の一つであり、
採用担当者としては、
その学生が、40年程度の長きにわたって、
数億円を投資する(給与を支払う)対象として適切であるか(十分な潜在能力があるか)、
の判断を論理的に行うのです。
アーティストを探しているのではないため、そこに、千差万別の個性は必要ありません。

従って、選考を通して「投資に値する人物だ」と評価されるよう演じさえすれば、
いとも簡単に内定を荒稼ぎできます。

ここで、実際にあなたがどんな人物であるかないか自体は一切関係ありません。
そもそも人の評価なんてものは相対的です。

実際、
地元の友達のAさんからは陽気で元気な人だと思われる一方で、
バイト先の同僚のBさんからは陰気で覇気がない人だと思われることもあり得ますよね。

これは、Aさんの前と、Bさんの前でのあなたの行動や雰囲気が異なるため、
それぞれ異なる「評価」になっているためです。

極端な例ではありましたが、
他人からの「評価」なんてものは、その人の目にどう映るか次第です。
あなた自身がどうこうという、絶対的な話ではないのです。

・・・と
ここまで長くなりましたが、就活に話を戻します。

内定を荒稼ぎするためには、
評価者からどんな人物に映るべきであり、
そのためにはどんな要素を満たせば良いのでしょうか。

1.能力、2.志望動機の順にお話します。
(ES、面接での質問は全てこの2つの観点に集約されます。理由は今回割愛します。)


1.能力
企業が求める人物は、主に問題解決力、行動力、コミュニケーション力を有する人間です。

この人物像を演じるために
(1)言葉(ESの文章・面接の発言)上、押さえるべき要素は、

・問題の原因を発見する話
・計画する話
・他人と連携する話

です。

当事者意識をもって組織の課題の真因を発見し、その課題を解決すべく計画を練り、仲間と共にその計画を実行してきた人物であれば
どの角度から見ても、上記の人物像に自然となります。

(2)言葉以外で押さえるべき要素は、

・面接官の目と目の間を見ること

この1点です。

これを挙げる理由をご説明します。

目ではなく、目と目「間」を見ていると、
あなたの視線は相手にどう映るでしょうか?

相手(面接官)は真っすぐ見据えられていると感じます。
これは視線が固定されるからです。

本人にその気がなくとも、目が泳いでいると、
自信がないように見られてしまいますので、
視線は非常に重要です。

また、相手はあなたから見据えられていると感じる一方で、
あなた自身は相手の目を見ていませんよね。
なので、あなたは、相手(面接官)の反応や感情の動きに影響を受けません。

これは自分のペースを保つために極めて有効です。

「目は口ほどにものを言う」と昔から言われますが、
人間は目によって非常に多くの情報を伝達します。

古武術の達人や、カルトの教祖などは
目を合わせるだけで自分のペースに相手を引きずりこんだり、
洗脳を行います。

繰り返しになりますが、
「当事者意識をもって組織の課題の真因を発見し、その課題を解決すべく計画を練り、仲間と共にその計画を実行してきた」ような人物を演じるに当たって、
自分のペースを守るためにも、相手の目と目の「間」を見ましょう。

言葉以外、つまり印象面の部分は、お伝えしたいことがたくさんありますので、
別の機会にお話します。

2.志望動機で押さえるべき要素は、

・選考を受ける企業の社員の在り方(又は方針)と、自分の在り方が共通していることを伝える

この1点です。

ちなみに、優先順位としては、
1.能力
の方が上です。

そもそも志望動機に焦点が当てられるのは、能力面をクリアした場合です。
また、能力面で評価される人物像を演じきれれば、あなたが発する言葉にも重みが出ます。

具体的には、
「当事者意識をもって組織の課題の真因を発見し、その課題を解決すべく計画を練り、仲間と共にその計画を実行してきた」自分が、
その過程で大事にしてきたこと(相手目線、こだわり、フットワーク、チャレンジ精神等)と、
企業の社員(又は方針)が大切にしていることが、
共通している。
と述べれば良いです。

ちなみに、「相手目線」、「こだわり(プロ意識とも)」、「フットワーク」、「チャレンジ精神」といったキーワードを挙げましたが、これは常識的なものであれば、正直どんなものでもOKです。

仕事をしていく上で必要な能力である、
問題解決力、行動力、コミュニケーション力があることさえ示せば、
「相手目線」を大切に能力を発揮していく
でも、
「こだわり」を大切に能力を発揮していく
でも、
信憑性は同じです。

採用担当者としては、
採用すれば確実に入社してくれて、採用計画を遂行できるか
という観点と、
研修や社員教育といった「投資」にモチベーションをもって応え、成長し、
会社に「利益」をもたらすか
という観点
から志望動機をチェックします。

1.能力 を満たす人物であれば、
そもそも仕事に必要な能力をこれまでも発揮してきた人間であるため、
「貴社の社員に惹かれたからです」と言うだけでも、
面接官からすれば、
これを満たさない人間の何倍も
その会社で業務に邁進している姿のイメージが湧きます。


「企業が求めている人物像を淡々と演じる」ことで、
一流(大手)企業から内定をもぎ獲っていきましょう。


以上、駆け足でしたが、就活に必要なエッセンスはお伝えしたつもりです。

ここまで読んで頂いたあなたにこそ、
社会に上手く対応し、精神的自由を勝ち取って頂きたいと思います。

ありがとうございました。