・・・そして、あなたが「ホッ」とする気分を感じれた時はいつでもそれは、抵抗が和らいでいっているよという事を意味しています。
意図的創造とはまさに、「意図的に」目的の気分の状態を手に入れていく事であることをあなたに理解してもらいたいと私たちは思っています。例えば、
・十分にお金を持っていない時、あなたはもっと欲しいと思います。ですが分かってほしい事は、あなたがたどる行程はお金が十分に無い場所からお金が沢山ある場所までの距離ではなく、自信喪失感から安心感までの気分の距離なのです。もっと安心感をいつ何時でも感じる事ができる様に自分の考えを訓練すると、お金は必ずついてきます。
・病気の時、あなたは健康になりたいと思います。あなたがたどる行程は病気から健康までの距離ではなく、恐れから自信までの距離なのです。もっと自信が持てるように自分の考えを訓練すると、肉体の向上は必ずついてきます。
・恋人がいなくて相手を見つけたい時、あなたが実際たどる行程は、孤独感からワクワク感や満足感までの距離なのです。ワクワク感や期待感が持てるように自分の考えを訓練すると、最高のパートナーが必ずついてきます。
「新しい車が欲しい」とあなたは言うかもしれませんが、それを宇宙がどの様に聞いているかと言うと：
今の車では満足していない。
今の車を乗るのは恥ずかしい。
ましな車を所有できない事に対してがっかりしている。
近所の人の方が断然ましな車を持っている事に対して嫉妬を感じている。
ましな車を買えない事に怒りを覚える。
健康になりたいとあなたは言うかもしれませんが、それを宇宙がどの様に聞いているかと言うと：
体の事が心配だ。
自分にがっかりしている。
自分の健康状態が心配だ。
母親と同じような道をたどるんじゃないかと不安だ。
自分自身の体を気遣えなかった事に対して怒りを覚える。
「他の仕事を見つけたい」とあなたは言うかもしれませんが、それを宇宙がどの様に聞いているかと言うと：
社長が私の価値を理解していない事に対して怒りを感じる。
退屈な気分だ。
今の給料では満足していない。
彼らに理解してもらえてない事に対して動揺を感じる。
やる事が多すぎて圧倒されている。
これを手に入れる事ができたらもっといい気分を感じれると思うからという理由以外に、あなたもしくは誰かが何かを求めて、それが存在している理由はありません。自分が今どの様な感情を感じているかを意識的に気付く事により、今選んでいる考えは自分を望む場所に近づけてくれるものなのか、それとも遠ざけてしまっているのかをより把握しやすくする事ができます。もし自分のゴールはより良い気分、より良い感情に到達する事だと決めたならば、他のあなたの欲しいと思う物事もすぐにそれに従ってついてくる事になるでしょう。
次に紹介しているのは基本的な感情のリストです（２２章でも紹介しています）。最も抵抗の少ない感情から始まって、下に行くほど抵抗がより大きくなります。似たような振動のする感情は同じ列に並べて書いています。元気を最大限許容している状態から最高に許容できていない状態までの様々な感情を載せています。トップは「喜び」や「力のみなぎり」から始まって、ずっと下まで行くと「うつ」や「無力感」までたどり着きます。
これらの感情に付けられている名前は完全に正しいという訳ではありません。違う人が同じような言葉を使ったとしても感じている感情は違っていますから。しかしながら、宇宙はあなたの言葉に反応する訳ではなく、いつもあなたの感情に伴って正確に出されている波動に反応しているのです。
ですので、自分の体験している感情と完全に一致する言葉を見つけ出すのは重要ではなくて、感情を感じる事が重要なのです。そしてその感情を向上させていく方法を見つける事はそれよりもっと重要な事です。他の言い方で言えば、このゲームであなたはより「ホッ」とする気分にさせてくれる考えを書き出していく事をするだけです。
あなたの感情の段階はこの様な感じです：
１、喜び・理解・力のみなぎり・自由・愛・感謝
２、情熱
３、夢中・熱望・幸せ
４、期待・信念
５、楽観
６、希望
７、平常心
８、退屈
９、悲観
１０、動揺・イライラ・落ち着きのなさ
１１、圧倒感
１２、がっかり感
１３、疑い
１４、心配
１５、批判感
１６、落胆
１７、怒り
１８、復讐心
１９、憎悪・激怒
２０、嫉妬
２１、自信喪失感・罪悪感・無価値感
２２、恐れ・悲嘆・うつ・絶望・無力感
以下がこの有力なプロセスの適用方法です。
わりと強めの否定的な感情を感じている事に気付いている時、その今感じている感情はどんな感情だろうと探ってみて下さい。自分の感じている感情をピッタリ言い当てる事ができるまで、何がそんなに自分を邪魔しているのだろうと意識的に考えてみて下さい。
この感情の段階の全く違う２つの対極を視野に入れて、この様に自分に問いかける事もできます。「私は力のみなぎりを感じているの？それとも無力感を感じている？」実際あなたはこの感情のどちらにも正確には当てはまらない感情を感じているかもしれませんが、どちらの方向に自分の感情の状態は傾いているのかを言う事はできるでしょう。ですので、例えばもしあなたの答えが「無力感」であれば、的を狭めて、「私は無力感を感じている？それとも動揺を感じている？」と自分に聞いて下さい。まだ無力感の方を強く感じました。ではさらに的を狭めましょう。「私は無力感を感じる？それとも心配？」この様にして続けていく内に（これに正しいやり方、正しくないやり方がある訳ではありません）、その内あなたは今の自分の遭遇している状況で実際自分はどんな気分を感じているのかを正確に言い当てる事ができる事でしょう。
そして感情の段階のどこに今の自分が当てはまるのかを見つけ出せたら、そこからのあなたの仕事は、今自分が感じている気分より「ホッ」とする気分にさせてくれる考えを見つけ出す事です。自分の考えを口に出してしゃべったり、もしくは書き出していくプロセスは、自分が今どのように感じているのかを把握するのに最高に役立ちます。今よりほんの少しだけ「ホッ」とする気分を見つけ出そうという意思を意図的に持って言葉を作っていくうちにあなたは抵抗を手放し始めます。そして今より断然ましな気分の場所へと感情の段階を昇り始めていくのです。気分が向上したという事は抵抗がそれだけ手放せたという事を意味していて、抵抗が手放せたという事は自分の本当に欲しい物を「許容」する状態にもっと近づいたという事を意味しているという事を覚えていて下さい。
なので、感情の段階の中の今の自分の感情が当てはまると思う場所をまず探して、そしてそこから今よりほんの少しだけ抵抗が少ない感情にいざなってくれる様な言葉を自作してみましょう。
「Ask and It Is Given 」（邦訳 求めよさらば与えられん by malcafe）
少しでも今自分の感じている気分よりましな気分になる、そうすれば自分を取り巻く状況が改善される。恋人がいない状態からすてきな恋人をてにいれる鍵はこの気分の向上にあるのだとエイブラハムは教えてくれています。意図的に気分を向上させる事はできるんだとエイブラハムは言っており、具体的にその方法も教えてくれています。この本の中では２２のプロセス・方法が語られており、ここに記された内容は２２番めのものです。もちろん、これら以外にも沢山の方法が存在します。大切なのは、ドツボにはまった今の気分から自分自身を這い上がらせる事です。這い上がった先には新しい世界が開けています。要するに、有用なものであればなんでも活用するとよいという事です。自分に何が一番適しているかは自分がいちばんよく分かっていますので、フィーリングを大切にして生きていきたいですね。ask and it is givenの新しい翻訳がamazonで最近発売されたみたいですね。レビューも良いようなので今度読んでみたいと思っています。
