先週末の土日は新国立劇場小ホールにて、コンテンポラリーダンス、バレエの公演、
「ICHIBAN GAI DANCE STUDIO performance vol.4 2019」に出演してきました。
演出・振付は昨年10月に国民文化祭のオープニングステージでも
一緒に仕事をさせていただいたコンテンポラリーダンサー、振付家・穴井豪さんとバレエダンサーの金田あゆ子さん。
豪さんは昨年8月のブログでもご紹介しました。
今回は東京にある"金田・こうのバレエアカデミー"の演目「ドロッセルマイヤーと不思議な世界」に参加しました。
ドロッセルマイヤーというのはくるみ割り人形の登場人物。
その男が命を吹き込んで春を呼ぶというテーマで作られたスピンオフのような作品です。
で、僕がそのドロッセルマイヤー。
バレエ作品「くるみ割り人形」の中のチャイコフスキー作曲の"花のワルツ"。
このクラシック作品の王道曲をバレエとコンテンポラリーの両方の視点から
新しく触っていこうという今回の豪さんの挑戦。
ICHIBAN GAI DANCE STUDIOのブログでも作品作りに対する豪さんのインタビューが掲載されてます。
何度も東村山市にあるアカデミーまで通い、じわりじわりと作品を作ってきました。
バレエに「重力からの解放」なんて言葉があるらしい。
ジャンプでは「速く上がって、ゆっくり降りなさい」なんてことも言われるらしい。
物理法則を無視したこの無茶振りをバレエは表現という手法で目指すんです。
曲の中でのタイミングの取り方も僕が今までやってきたものとはだいぶ違う。
何でも僕の音でタイミングを取ると”重さ"が出るとのこと。
最初は完全にバレエに寄り添おうとしてみたけれど、これがまた独特で個人的に本当に難儀した。
しかしこのことについて話すうちに、その相違点を以下に楽しむか。楽しんでもらうか。
せっかくだからどちらも表現するという方法を取ろうと。
バレエダンサーの皆さんと話してそういう視点になりました。
今回は本当に難しかった。
やってきたことの違い。染み付いてる物の違い。
僕に与えられたドロッセルマイヤーという役柄。
演技と呼ぶには拙いものかもしれないけれど、僕が春を呼び込む。
その上で花が開き、命が躍動する。
そういうことも意識した表現。
音楽的なアプローチだけでなく、とにかく全てを使って表現者としてステージに立ってねというお話だったので、いつも以上に神経を張った。
終わってみると他のカンパニーの方からは
「3公演とも毎回違って面白かった」という言葉をいただいた。
僕の中では芯にしているテーマは変わっていないから、そこへの道のりが
3回とも違ったということなんだろうと思います。
激しく動くなんてことはしていないはずなのに、めちゃくちゃ疲れ果て、
終わった翌日は一日身体が使い物になりませんでした。
よっぽどこの数日間集中して過ごしていたんだ。
決して41歳という年齢のせいじゃない。
そう自分によく言い聞かせました。
この経験をしっかり自分の引き出しにしまって、次に向かいたいですね。
お世話になったダンサーの皆さん、また次はいつ!なんて話を簡単にできませんでしたが
再度皆さんと作品を作らせていただける機会を夢見て、
ありがとうございました!


