生まれ育ちとWS | MaL Blog

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4月1日、新年度が始まりました。平成30年度。
もうあれから30年も立つんですねぇ…。

 

 

僕は昭和52年生まれ。僕が小学5年生の時に平成になったわけです。
良く「昭和生まれ・平成生まれ」なんて分けられますが、僕らの世代はあまりノスタルジーな雰囲気の昭和を知っているわけでもないので「昭和生まれ」というより「平成育ち」と言っていただきたいなと思うことあります。40歳になって。
「昭和生まれ」と言われるといきなり前時代のいわゆる「おじさん」になった気がするんですよ。事実はどうあれ。
 

まぁしかし幾つになっても新年度っていうのは少し気持ちが新たになります。
僕らの仕事は別に「年度」なんて言葉は一切関係ありませんが、それでもやっぱり。

日本には大学生を中心としたアカペラのシーンというのがあります。
5、6人で演奏することが一般的なので、学生時代に組んだグループのまま社会人になっても続けて行けるというのは稀です。どこで就職するのか、どんな職種に就くのかよっては集まれないことも多いので、どうしても一番自由に時間が使える大学時代に活動が活発になります。

 

そんなわけでこの4月というのはアカペラシーンにとっては「新歓」の時期です。
この時期にアカペラに興味を持って足を踏み入れる若者がどっと増えるのです。

 

僕も学生時代にアカペラサークルに入りまして、そこでボイスパーカッションと出会いました。

その当時1998年頃っていうのは、初めてネット繋ぎ放題が月額40,000円弱で売り出され、日本でのインターネット人口普及率はおよそ13%と言われていた年です。ちなみにYahoo!JAPANができたのが1996年。
Youtubeもなければ、SNSという言葉すらない。インターネットもそんなに一般的に使えませんでした。
「アカペラやろうぜ!」と思っても、何を参考にしていいのやら。世に出ているCDをあの手この手で探して、カセットテープ、途中からはMDに録音して、そうして音源でも技術でもやっと見つけたものにこれでもかと執着しました。
今思うと不便ではありましたがまぁ楽しかった。

僕もここ5年くらい全国各地の大学サークルにワークショップに呼んでいただくことが増えたので、大学生のアカペラの雰囲気は常に感じています。
今の大学生のまあ情報量、知識量の多いこと。羨ましいくらいです。上達のスピードも僕らとは段違いです。でも逆にどれが重要な情報なのかを取捨選択するのが大変そうだなと感じますね。
僕らの頃は「どんな情報に出会うか」、今の学生は「どんな情報を捨てるか」が重要なんじゃないでしょうか。

 

僕、Piece of Cakeは今後更に各地でのワークショップの活動を積極的にしていこうと思っています。
僕ら自身がゆっくりゆっくり試して、実践して、蓄えてきたものを生でお伝えして、今後入ってくる情報にタグ付け、フラグ付けする基準の一つになれれば嬉しいなと思います。

 

あぁしちゃいけない、こうしちゃいけないという人も少なからずいますが、基本的には何やったっていいんです。先達が残していいのはルールじゃなくてヒントです。

 

 

そんなワークショップに興味がある方、PoCを呼んでみてください。
いずれこのホームページにもワークショップ用のページを作るつもりです。
完成は待たなくても、ご相談は気軽で構いませんので。



いやしかし読み返してみると…

 

やっぱり「昭和生まれ」って呼んでもらったほうがいいですかね。