このコンサートはチャリティとして
収益の全てを東日本大震災の復興へ
役立ててもらうために行われた。
スネアドラムの石川直さんと
クラリネットの稲本渡君、
そしてブレスの僕、MaLという
まずあり得ない組み合わせのライブ。
しかも話しが立ちあがってから本番までの
期間は1カ月足らず。
沢山の人が気持ちで動いてくれて、
実現することができたと思う。
250人がキャパシティの会場には立ち見の
お客さんもいて、満員御礼だった。

ステージが始まる前に石川直さんが
語った言葉。
「直接被災地のためになることでなくても
僕たちが普段の生活を精一杯送ることが、
復興につながっていくはず。」
チャリティのステージに立つにあたって
いろんなことを考えた。
音楽の力。音楽にできること。
音楽家の存在意義。
このコンサートはUstreamで同時配信されていて
被災地でもご覧いただくことができた。
実際に東北の方から「必ず観ます!」と
メッセージを頂いていた。
力を送らなきゃと思っていた。
でもステージに立ってみたら、僕の方が
エネルギーをもらっていた。
音楽にできることってなんだろうって
ずっと考え込んでしまっていた僕の背中を、
お客さんの笑顔や笑い声や、手拍子が
暖かく押してくれた気がする。

嬉しかったし、楽しかったなぁ。
楽しんでくれてるのがたまらなく嬉しかった。
結局これしかできないんだと思う。
目の前にいる、音楽やステージを楽しんで
くれるみなさんに笑顔になってもらう以上の
ことはできない。
笑顔ってのはエネルギーだから、
それが生まれたら、その隣の人に伝えていける。
そうやってどんどん生んで行って、
それがいつの間にか周り巡って
必要な人のところに届けばいいんだと
そう思った。
直さんが言ったのもそういうことなのかもしれない。
大きなことを学ばせてもらったステージ。
この日のことを僕は忘れないと思う。

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