なぜ遊びは良いのか?
・集中力、想像力、発想力は遊びで育つ
子供が集中できるのは遊び。遊びを通じて神経が刺激されて脳の前頭前野が育つ。
・人間性のバランスが育つ
頭がいいだけでなく、相手の心を動かす質の高いコミュニケーションが取れるようになる
遊びは誰かと何かを作り上げる練習になる、いろんな場所でいろんな人といろんなことをすると良い
・遊びは刺激と実体験の宝庫
触って、見て、匂いを嗅ぐ、音を聞いて感じるすべてが脳への刺激になる
幼少期の刺激と実体験の幅はその子の将来の可能性の幅である
・学ぶ力が育つ
遊びこむ経験を多くしている子の方が学びに向かう力が強い
「自由に好きな遊びをする」
「好きなことや得意なことを活かして遊ぶ」
「遊びに自分なりの工夫を加える」
「挑戦的な活動に取り組む」
をしてきた子は、
「様々なことに自信を持って取り組める」
「新しいことに好奇心を持てる」
→学びに向かう力が育つ
また、運動能力が高い子は、学習能力が高い傾向がある。
・思い切り遊ぶことで夜の良い睡眠につながる
とことん遊んで、ちゃんと食べて、ちゃんと寝ることが大切
・自己肯定感と自信のある子に育つ
幼少期に沢山の成功体験をするために遊びが大切
どんな遊ばせ方がよいか?
・遊びの幅を広く、遊びの形を決めつけない
公園で遊具を使う、使わない、人を見るのも遊びの一つ
家の中で手先を繊細に動かす遊び、創造力を働かせる動き
「何かで遊ばせる」という発想を捨てる
→何もなくても子供は遊べる、何もない方が想像力が向上する
大人が準備するのは環境と安全のみ!
・遊びのシチュエーションの幅を広く
人が多い、少ない
室内・屋外
遊具が整った環境
人がいない静かな環境
自然あふれる環境
※特に自然が大事!!発見や不思議が詰まっていて、発見→思考・想像→決断→結果を繰り返すことになる。
偉人の多くが自然で多くの時間を過ごしたそう
・危ない・汚れる遊びを避けない
落ちたら多少痛いくらいは見守ること。痛みを学び、何に気を付けるべきかを体感する。
どろんこ遊び、水遊び、砂遊びをできるだけやらせる
・遊んでいるときは否定事と指示語を言わない
否定語はやりたいことを自由にできなくなり、結果遊びから得られる能力の向上につながりにくくなる
例えば、否定語を使わないためには、「走ったらダメ」 → 「歩こうね」
指示して遊ぶより自由遊びの方が運動能力を向上させるという研究結果がある。
・アイコンタクトをとる
子供と一緒に遊んでいないときも、ふとした時に子供が親を見たときに、笑顔でアイコンタクトをとると
子供は安心してまた遊びに集中できる。
・作った作品は飾ったり記録してあげる
飾るのは一定期間でOK。作品を飾ると、子供は嬉しくなりさらに新しいことを作ろうと創造性が向上する。
写真にとってアルバムにまとめると良い
→どんな作品を作ったか振り返ると記憶のトレーニングにもなる。
・午後3-5時は遊びのゴールデンタイム
身体が良く動いて運動の効果を得やすい時間帯
この時間帯に思い切り遊ぶと、おなかもすいてよく食べて、夜もぐっすり眠れる
・意識して感情のミラーリングと五感を感じる言葉を伝える
子供が抱いたであろう感情を親が言葉にして伝えてあげる
→「パパママは私をわかってくれている」と感じる。
親子の信頼関係の構築につながり、自己肯定感の向上や、親から離れて頑張るパワーにもなる。
「冷たいね」、「気持ちいいね」、「ふわふわだね」、「重いね」、「綺麗だね」、「可愛い鳴き声だね」
→子供の情感が育つ
人間は思考するときも情感を感じるときも、頭の中で言語で表現している。語彙が足りないと人間の思考は単純になる。
頭の中に「綺麗」しかないと、可愛いものを見ても「綺麗」、美しいものを見ても「綺麗」になってしまう。
幼少期は感覚にかかわる言葉を実体験とともに伝えてあげることが大切。
・ごっこあそびを大切にする
ごっこ遊び好きな子にはとことんやらせてあげる。
相手の立場になって考える思考力、言語力、コミュニケーション能力につながる。
また、「目標を立て、計画しタスクを継続して、注意散漫にならない」ためのすきるの発達にもつながる。
・超集中している遊びは邪魔しない
頭の中で思考を巡らせることを楽しんでいるので、話しかけたりアドバイスをしてはいけない。
質問や、見て見てと言われたときだけ対応すなる
・屋内での遊びは指先を繊細に使う遊びを必ず取り入れる
指先は第二の脳!記憶力、思考力、運動能力、コミュニケーション能力が高くなり、
賢い子に育つ。折り紙、あやとり、ビーズ、レゴ、積み木、ブロック遊びがおすすめ
・10歳までにリズムとバランスの遊びを積極的にやる
運動センスに直結する。理想は6歳まで」沢山経験させることが大事。
ケンケン、スキップ、ボール投げ、縄跳び、平均台がおすすめ
・知育遊び
遊びの中で勉強の実体験をすることが大事。