<中国製加工食品はゴミ!/中国湖南省・岳陽市>


 

---中華網財経が 5月10日 に伝えたところによると、微博の 《沸點視頻》 で一名の 上海在住 の男性ネットユーザーが 今年三月に 中国最大の 台湾資本食品企業 “康師傅” ブランドの “老壇酸菜麺” を食べていたところ、中から なんと ”タバコの吸い殻” が出てきたこと暴露したという。

 (メンの中から出てきた吸い殻)

 

 この男性によれば、吸い殻は “酸菜” (日本の 高菜漬け のような味の酸味のある漬け物)  のパックに入っていたと思われ、そのときは気づかず 袋から材料を出して その上に麺ををのせ、お湯をかけて食べていたが、途中、かんだ瞬間に 出た汁で たばこの吸い殻が入っていたことに気づき、非常に気分が悪くなったとのこと。

 さらにこの男性は、“康師傅” のカスタマー・サービスが 微信 (WeChat) を通じ、「問題のあったカップ麺は 1カップ として記録され、品質上のクレームに対する補償として、規定どおり 3カップ分 の代金が賠償される。 本件には専任の責任者がおり、2~3 営業日中に返事をする」 と回答したが、いまだ連絡はないことをあきらかにした。

 

 報道によれば、今年の “3・15晩会” (中央電視台が 毎年、世界消費者権利デー である 3月15日 に全国ネットで放送する生番組で、消費者の権利を侵す不正の事例 や 企業の不誠実な対応を取り沙汰する) は この “老壇酸菜” の件で多数の 酸菜・漬け物製造企業 に食品衛生・安全上の問題が存在していることが指摘され、収拾がつかない騒ぎとなった、という。 


 また、そこで明らかになったのは、これらのインスタント・ラーメン製造メーカー などの 下請け・サプライヤー の想像を絶する不衛生な製造過程であった。

 湖南省 岳陽市 華容県 にある大規模な 野菜再加工企業である “湖南插旗菜業” では、同社の野外にある “漬物プール” で漬け込んだ 酸菜 を加工し、製品として輸出もしていたが、問題のあった “老壇酸菜麺” に添付されていた “酸菜パック” は同社から購入したものと分かった。

 なんと 酸菜をほぐす作業は、このプール内で 作業員らがスリッパ履きや裸足で野菜を踏んで行っており、中にはタバコを吸いながら作業を続け、吸い終わったタバコの吸い殻を酸菜上に投げつける者もいた。 
 このようにして製造された “酸菜” が 湖南插旗菜業 に買い取られるとき、湖南插旗菜業 側 では 衛生指標 をテストをしていなかったこともあきらかになった。



 3.15晩会“ で明らかになった ”老壇酸菜“ の実態は全国に大きな影響を与えた。

湖南插旗菜業 は加工した 酸菜製品 を 多数の著名な食品企業に 提供しており、問題のあった 老壇酸菜パック はインスタントラーメン方面では 「康師傅・老壇酸菜牛肉味即食麵 (カップ)」、「康師傅・老壇酸菜牛肉味即食麵 (袋)」 および 「統一・來一桶老壇酸菜牛肉麵」 に使用されていることが判明した。

 ”3.15晩会“ がテレビ・全国ネットで放映されたのち、“康師傅” は 「湖南插旗菜業有限公司 は 酸菜 のサプライヤーの一つであるが、“康師傅” はただちに 同社のサプライヤー資格を停止し、一切の協力関係を解消して、その 酸菜包製品 を封印して 当局の監督部門と協力のうえ、調査と検査を実施する」 との声明を発表し、また 「今回の事件に関して、消費者からの信頼を裏切ったのは管理上の失敗であった」 と述べ、深く詫び、戒めとしたいとした。

 

 その後 “康師傅” の eコマース旗艦店 や他のスーパーも ”老壇酸菜牛肉麺“ 関連製品を撤去した。
 香港食物安全中心 は 3月17日、中国 から輸入されたこれらの商品の販売を停止させた。

 

 

・いくら何でもこれはひどい。
中国製 のものは食べてはいけない、としか言いようがない。

ただ、“康師傅” は以前にも “地溝油” が使用されていたことがあったり、取引先に対する審査やチェック、管理が甘いのではないか、と思われる点を指摘しておく。