「たとい人は百人の子をもうけ、また命長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。」

              伝道者の書 6章 3節 

日本人の平均寿命は戦前には50歳だったが、今は100才まで伸びた。しかしそれは、延命治療により「ただ生かされている生」、あるいは認知症で「生きているだけの生」を伴って伸びてきた。寿命の伸びが人々を幸せにしてきただろうか。この伝道者の問いかけは現在の私たちにも説得力を持つ。

痛烈な人生観というべきでしょうか。確かに人生の主体は人や物にあるのではなく、あなたの心にあるのです。与えられた境遇を幸せと感じ、それに満足しているなら、あなたの人生は十分です。誰がなんと言おうと、まず自分の人生を明確な幸福感の上に築いてください。