記録①

元日の夕方に起こった能登半島地震
日を追うごとに被害の大きさが明らかに。
お亡くなりになられた方の数も増え続け…
報道を見ながら辛くなる。悲しくなる。

被害に遭われた皆様へ
心よりお見舞い申し上げます

報告が遅くなりましたが我が家は無事です!
気持ちが落ち着かず、無事の連絡をアップできず申し訳ありません。

元日の朝、少し遅めのわんこ達の散歩。
雪もなく長閑な元日の朝だなぁ…なんて思いながら。
8時に長女からおめでとうのLINEとともに
旦那さんと孫1号ちゃんが朝から発熱!
急患センターで検査待ちとの連絡があった。
インフルエンザかなぁ〜と思っていたら
その後「コロちゃん🦠でしたあせる」と報告が。
2日夜に我が家で集まる予定が中止に。

ただ2日のお昼に娘の嫁ぎ先に
暮れに贈った天神様のお礼にと
お食事会にお呼ばれされていたため、
それをどうするか相談の上、
天神様だけ見せてもらい
予約してくださったお料理はテイクアウト
させてもらうということになりました。

そして、元日の夕方に起こったあの大地震。
テレビには「津波!逃げて!」の
大きなテロップが表示されるし、
アナウンサーは繰り返し
「高台に避難してください!」と伝える。
市の防災無線も津波の危険を知らせている。
東日本大震災の津波の被害が頭をよぎり
不安を煽る。

自室にいた父に「逃げよう!」と伝え、
わんこ2匹を連れて車で避難することに。
玄関ニッチの花瓶が落ちて割れてたけど

命の方が大事と放置して山方面へ向かう。

みんな高台を目指すので道が混んでいた。

津波の心配のない場所まで登り
車が停められる場所を見つけて駐車し、
長女の家の方が海に近いため安否確認。
長女家族は初め呉羽山を目指したけれど
酷く渋滞していて、そのうちお義父さんから
富山大学附属病院に避難したとの連絡。
そちらに合流したとのこと。
長女家族はコロナ患者がいる為
病院内には入らず、車内で待機でしたが
院内に避難した人たちは
看護師さん達が温かい飲み物を
配ってくださったらしいです。

長女は孫2号ちゃんの哺乳瓶とお湯は
持って出たのに、肝心のミルクを忘れ
看護師さんから分けてもらったそうです。


次女は地震発生当時は仕事中で

6階病棟勤務ですごく揺れて怖かったと。
元日のこの日は「入り」と言って、
日勤からの夜勤勤務という勤務の日で
いつもなら日勤終わって家に戻り
食事、お風呂そして仮眠してからまた
夜勤に出かけるというパターンですが
一旦家に帰って、もしも夜勤に
行けなくなったら困るからと
そのまま病院に泊まると連絡があった。

妹にも連絡入れたら、みんな無事との事。
(この後、妹は市役所職員のため招集されて役所に行った。)

とりあえず、家族の無事が確認できて
ホッとしたら、色々と自分のミスに気づく。
もしもの時にと用意していた避難グッズを
持ち出さずに避難してしまった。
ブレーカーを落としてくるのを忘れた。
震度5という初めての経験。
しかもなかなか揺れがおさまらなくて
完全に冷静さを失ってました。

車内で待機している間、
父の携帯に仙台の叔母から
私の携帯に熊本に住む従姉から
安否確認の電話が入り、無事を伝えた。
従姉は熊本地震を経験しているので
「余震が続いてる」と不安がる私に
「余震がある方が良いんだよ。地震の
エネルギーを逃しているんだからね。」と
教えてくれた。

しばらく山の上の空き地に駐車して
車のテレビを見ながら津波警報が解除されるのを待っていましたが
なかなか津波警報は解除されず…
段々と駐車場から帰っていく車が目立ち始め…
2時間近く待機していましたが、私と父も一旦家に戻ることに。
車のテレビを見ている時徐々に県内各地域の避難場所がアナウンスされていく中、
私達はずっと何もない山の上の空き地に駐車していたのですが(満車状態でした)
トイレもないし、もし長期戦になって物資などをもらうことなどを考えたら指定された避難場所に移動するべきだったと後になって反省しました。

こんな大変な事態になったので、明日の天神様のお食事会は色々と準備して下りさったのに、大変申し訳ないですが結局キャンセルさせてもらうことにしました。

家に帰ってからずっと、職場の状況が気になった。
建物自体は鉄筋コンクリートなので倒壊とかはしてないだろうと思うものの、何しろ、築50年近い建物で、水道管や灯油の管が地下に埋められており、前に一度、土の中の灯油の管が腐食して灯油が漏れていたことがある為、そちらがすごく気になって…

でも、すっかり陽が落ちてしまって暗いし
下手に動いて何かあっては元も子もないし…

もしかしたら避難されてるかもしれない大変な時に、連絡したら迷惑かも…と迷った挙句、職場のすぐ近くに住む施設長に電話をしたけれど応答なし。
LINEをされない方なので、電話番号に送れるメッセージに
「施設の状況確認に行ったら良いでしょうか?」と送る。返事のないままベットに横になった。

追記
家に戻ると、電気も水道も大丈夫でひと安心でした。
壊れたものは、玄関ニッチの花瓶だけだった。
(と、この時は思っていた)