2006年に一時帰国した際にいとこから「あの戦争は何だったのか~大人のための歴史教科書」(保阪正康著、新潮新書)を受け取った。それから1年半ほどが経過し、ふとしたことからこの本のページを開いてみたのです。


直接的なトリッガーは youtube で見た太平洋戦争の映像でした。これらの映像に心を動かされ、この戦争について調べたくなったのです。そこでちょうど本棚に保阪氏の著作を見つけたのです。


新書なので2、3日暇な時間に読めばすぐに読破できます。非常に簡潔に書かれており、読み易かったです。もちろんこの1冊はあくまで”目次的な役割”でしかなく、より深く探求したいのならば他の著作にも挑戦しなければいけません。


私の場合は次の書物に「パール判事の東京裁判無罪論」(田中正明著、小学館文庫)を選び読み進めています。(またヨーロッパ人からみた大東亜戦争の概要も知りたいので、昨日は本屋に足を運び面白そうな本をチェックしてきました。映画の影響で「硫黄島」関連の書籍が多かったですね。)


とにかく読み進めていくうちに随分と暗い気分にさせられましたね。特にそれぞれの戦地における戦死者の数。サイパン島では4万2千人が玉砕し、この中には私の祖父の弟も含まれています。彼が戦地へ赴く前に軍服姿で取った写真を持っています。彼の戸籍謄本を見たことがありますが「サイパン島で戦死」と書かれていました。たしか戦死した日と時間まで書かれていたように記憶しています。


祖父も徴兵されました。しかしフィリピンへ向かう航海中にアメリカ空軍の爆撃に会う。水泳が得意だったので台湾まで泳ぎ切ったそうです。敗戦後日本に戻ってこないので祖母は戦死したと思っていました。そんな中、昭和22年にひょっこりと帰ってきたため、祖母は随分驚いたとか。


祖母の話によると東京大空襲の際は隣町の防空壕へ逃げ難を逃れたらしいです。この時私の父は3歳。焼夷弾による執拗な攻撃に町は火の海になったことでしょう。日本へ一時帰国する度に祖母(現在97歳)に昔の話を聞いています。