2008年2月の日本への緊急一時帰国の直前、どういうわけか「オウム事件」への興味が湧き上がってきました。帰国したら何冊が本を買おうと決めていました。どのような形でテロや犯罪が行われていったのか、もう一度確かめておきたかったのです。
ちなみに地下鉄サリン事件が起きた1995年3月、私は専門学生だったと記憶しています。この年は卒業の年で、事件発生時にはおそらく卒業式も終わっていました。そのため都内に行くこともなかったと思います。
今回読破した本は3冊。
○「オウムと私」(林郁夫著、文藝春秋)
○「オウム事件はなぜ起きたか 魂の虜囚(上・下巻)」(江川昭子著、新風舎文庫)
今回は「オウムと私」を読んだ感想を書いてみたいと思います。
林郁夫は組織では治療省大臣で元医師。千代田線にてサリン2袋を撒布し2人を殺害、231人に重軽傷を負わせたテロリストである。彼の自供が様々なオウム事件を解決する糸口となり、唯一無期懲役の判決となっている。ちなみにサリン事件や坂本弁護士殺害事件等に関わった者たちやその首謀者である松本智津夫は皆死刑判決を求刑されている。
この本は彼の生い立ちから裁判までを書き綴ったものであり、非常に興味深い。なぜ彼のようなインテリがオウムのような似非新興宗教団体に騙されてしまったのか。この本を読みこのように推論した。
(陀のように悟りを開きたい。そして解脱をすることで得られる知恵を社会救済に役立てたいという気持ち。
△靴し日本の仏教団体で悟りへ導く修行方法を提示しているものはない。(阿含宗ではその方法を提示しているらしいが、開祖・桐山靖雄自身が解脱していないらしい。解脱するには既に解脱した師の下で修行をすることが必要とされるとのこと。)
そこに現れたのが麻原彰晃である。彼は解脱をしているとほらを吹き、信者を集めることに成功する。しかも高学歴のエリート達も多く含まれる。
じ腓蠅魍きたい信者は麻原の言葉を、それがどんな内容であれ100%信じ込んでしまう。奇妙な内容でも、「解脱した人の言葉だから何か深い意味があるはずだ」と理解する。
ニ禪兇呂海両?靴鰺?僂型者を犯罪者・テロリストに仕立て上げる。またイニシエーションと称し若い女性信者数百人と性交を行い、やりたい放題の麻原帝国を築き上げる。
私に言わせれば信者は浅はかとしか言いようがないですね。宗教的な霊能力、未来を予言する予知能力、など在りえませんから。(私の人生観ではこれらの能力は完全否定。)新興宗教や占いなどは人の不安を利用した単なる金儲けのシステムです。
ただし林がなぜこのようにオウムに傾倒していったのかは分からなくもありません。彼は臨床医として多くの患者が亡くなっていくのを目の当たりにし、彼らを精神的に救済したいと思っていたのでしょうから。
人生で不安はつきもの。その時新興宗教や占いに逃げるのではなく、その不安を打ち消す「行動力」が大切だと感じます。その行動によって自信がつき、または実績が残っていけば、不安は徐々に消えていくのではないでしょうか。
ちなみに地下鉄サリン事件が起きた1995年3月、私は専門学生だったと記憶しています。この年は卒業の年で、事件発生時にはおそらく卒業式も終わっていました。そのため都内に行くこともなかったと思います。
今回読破した本は3冊。
○「オウムと私」(林郁夫著、文藝春秋)
○「オウム事件はなぜ起きたか 魂の虜囚(上・下巻)」(江川昭子著、新風舎文庫)
今回は「オウムと私」を読んだ感想を書いてみたいと思います。
林郁夫は組織では治療省大臣で元医師。千代田線にてサリン2袋を撒布し2人を殺害、231人に重軽傷を負わせたテロリストである。彼の自供が様々なオウム事件を解決する糸口となり、唯一無期懲役の判決となっている。ちなみにサリン事件や坂本弁護士殺害事件等に関わった者たちやその首謀者である松本智津夫は皆死刑判決を求刑されている。
この本は彼の生い立ちから裁判までを書き綴ったものであり、非常に興味深い。なぜ彼のようなインテリがオウムのような似非新興宗教団体に騙されてしまったのか。この本を読みこのように推論した。
(陀のように悟りを開きたい。そして解脱をすることで得られる知恵を社会救済に役立てたいという気持ち。
△靴し日本の仏教団体で悟りへ導く修行方法を提示しているものはない。(阿含宗ではその方法を提示しているらしいが、開祖・桐山靖雄自身が解脱していないらしい。解脱するには既に解脱した師の下で修行をすることが必要とされるとのこと。)
そこに現れたのが麻原彰晃である。彼は解脱をしているとほらを吹き、信者を集めることに成功する。しかも高学歴のエリート達も多く含まれる。
じ腓蠅魍きたい信者は麻原の言葉を、それがどんな内容であれ100%信じ込んでしまう。奇妙な内容でも、「解脱した人の言葉だから何か深い意味があるはずだ」と理解する。
ニ禪兇呂海両?靴鰺?僂型者を犯罪者・テロリストに仕立て上げる。またイニシエーションと称し若い女性信者数百人と性交を行い、やりたい放題の麻原帝国を築き上げる。
私に言わせれば信者は浅はかとしか言いようがないですね。宗教的な霊能力、未来を予言する予知能力、など在りえませんから。(私の人生観ではこれらの能力は完全否定。)新興宗教や占いなどは人の不安を利用した単なる金儲けのシステムです。
ただし林がなぜこのようにオウムに傾倒していったのかは分からなくもありません。彼は臨床医として多くの患者が亡くなっていくのを目の当たりにし、彼らを精神的に救済したいと思っていたのでしょうから。
人生で不安はつきもの。その時新興宗教や占いに逃げるのではなく、その不安を打ち消す「行動力」が大切だと感じます。その行動によって自信がつき、または実績が残っていけば、不安は徐々に消えていくのではないでしょうか。