

ダマスカス門前のアラブ・バス乗り場からベツレヘム行きのバスに乗る。セキュリティー・ポイント前で下車しそれを越え、更に生誕教会方面行きのバスに乗り変える。その途中「デイヘイシャ」で下車。バスを降りた時目に入ってきた光景は普通のパレスチナの町だった。我々一行は地元民に難民キャンプについて尋ねるも、意外な返答が帰ってくる。
「ここが難民キャンプだ。」
難民キャンプと聞いてテント生活や痩せ細り腹部が異常に膨れた子供だけを想起する人もいると思う。
そのままブロックとコンクリートだけで作られたような家々が連なる歩道に入っていく。日中なのか人の姿がなかなか見えない。途中寂れたミニ・マーケットを過ぎる。客の姿は見えなく疲れ果てた表情の店主と目が合う。その目で何を見てきたのであろうか。写真を取りながら進んでいくと子供達が現れた。他の難民キャンプでもそうであったように子供達は元気がいい。それが唯一の救いのように思われた。