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エルサレム旧市街にある「Tabasco Hostel」にチェックインした時、ドミトリーの「Summer Room」にいた日本人ジャーナリストの卵からWest Bankへ行くことが可能であると聞いた。行けるのであれば行こうと思い、この日よりイスラエル滞在目的がキブツ体験からWest Bankの現状・実情を知ることに切り替わった。

7月3日の朝、旧市街のダマスカス門の正面にあるアラブバス乗り場からベツレヘム行きのバスに乗る。バス乗り場と言っても非常に分かり難い。パレスチナ側ではとにかく周囲の人に聞くのが一番だ。そのバスは直行便ではない為、おそらくイスラエル側によって作られた盛り土のバリケード前で一度降り、それを越え別のバスに乗り換える。どこで降りればよいのか分からず隣に座っていたパレスチナ人女性に英語で尋ねると親切に教えてくれた。バスはイスラエル側のバスと比べるとかなり古い。もちろんエアコンなど効いてはいない。窓が開かないものもある。バス乗り場周辺にはセルヴィス(パレスチナ側の乗合タクシー)も数多く見る事が出来る。

この日は観光の延長とパレスチナの町の雰囲気を感じる事が目的だった。バスを降りイエス・キリストが生まれたとされる「生誕教会」へ向かう。途中でパレスチナ警察に道を尋ねそしてスークに入った。土産屋、両替屋、衣類店などが道路の両脇に並びパレスチナ人たちで賑わっている。エルサレム旧市街のムスリム地区の様相だ。しかし正直欲しい物は見当たらない。強いて言うならファラフェルなどを売っている小さなレストランや売店くらいのものだろう。スークを抜けると生誕教会が見えてきた。生誕教会の前のメンジャー広場には市庁があり大きな看板に「Yasser Arafat」の文字も見える。パレスチナ自治区に来たことを実感する。ちなみに2002年3-4月のイスラエル軍侵攻の際にはこの教会も一部破壊された、と教会内で警備をしているパレスチナ警察の警官に説明を受けた。

観光を終えるとセルヴィスでイスラエル側のセキュリティー・ポイントまで行った。そこではパレスチナ人たちが一列に並び一人一人IDを示し検問を受けなければならない。ポイントが一つしかない為時間がかかる。検問を受けないと町から出る事は出来ない。私も一緒に並び、順番がきてパスポートを提示するも何のチェックもなく通してくれた。

これがWest Bank初体験となった。