娘が12歳の誕生日にもう一匹犬が欲しいと言いました。

 

既にジャックラッセルテリアを飼っていますが、その犬は夫にばかり懐いて私達にはいまいち。娘が自分に懐く犬が欲しい、と。

 

私は子犬の時の世話が大変だったから消極的でしたが、娘が全ての世話は自分でやる、と確約したので飼うことに。

 

SPCAに行って子犬を選んだ後は、先住犬とうまくやれるか確認のため先住犬を連れて行ったり、担当者が家の庭の状態を確認したりと、予防接種をして、やっと子犬がうちにやって来たのは、ロックダウンの少し前。

 

娘はココと名付けました。


庭で用をたすことを覚えるまでは、ココを頻繁に庭へ連れ出す必要があります。気づいたら家の中で用を足していて、当然全て娘が拭きます。


一番辛いのは夜中のトイレです。ココは娘と寝ているのですが、夜中トイレに起きるので、庭へ連れて行きます。娘が全て世話をすることになっていますが、さすがに夜中のトイレは私も付き合います。まだ3月末は寒くないのが幸いです。

 

毎晩夜中トイレに起こされて、娘は「いつまで続くの。こうだと知っていたら飼わなかった」とべそをかき。「だから子犬の世話は大変だって何度も言ったじゃない」と私。


でも私は先住犬の時はこんな毎晩夜中に起きた覚えがなかったので、犬によるのかなあ、とは思っていました。あと成長期の子供が毎晩夜中に起こされるってどうよ、と思ったり。まぁ長期間続くわけでもないし、丁度学校が休みで良かった。

 

ロックダウンがきっかけで、世界中のシェルターにいた犬達が引き取られていったというニュースがありましたが、私達はたまたまその流れにのっていたようです。



南アは4月一杯まで厳しいロックダウンをしており、ココの予防接種が4月に予定されていたのですが、なるべく外出を避けていたので、行ったのはロックダウンが少し緩和された5月初め。元気だが軟便でたまに血が混じっていることを伝えたら検査をしてくれ、結果寄生虫がいたとのこと。

 

だから夜中に頻繁にトイレに行きたがったのかも知れない。薬をもらい、飲み始めたら、夜中にトイレに行かなくなり、私達も起こされなくなりました。予定通り4月に獣医に行っていたら、もっと早く治って夜中のトイレも早く治まったかな、とも思いましたが、もう今となってはどうでもいいことです。

 

5月から犬の散歩が朝だけ解除されたので、2匹連れて散歩へ行くようになりました。SPCAからうちへ来てからはロックダウンが始まったことで、登場人物は人間3人と犬1匹。庭に行けば鳥は色々飛んではいましたが、ココの世界はそれが全てだったはずです。初めて外歩きをしたら今まで見たことがない世界が広がり、他の人間や犬を見てびくびくしていた様子が結構笑えました。


うちに来たばかりの時。娘撮影。今は先住犬の3倍くらいになりました。