「手紙」  東野 圭吾 著


これは映画で見ました。

確か平日の午前中に見に行ったので、映画館はガラガラでした。

凄い感動したのを覚えてます。兄貴がいい味だしてましたねぇ。


今回は本で読みました。

ほとんど映画と変わらないですね。
由実子の関西弁は沢尻エリカにぴったりだったと思います。


現代の世の中を反映しているようで、考えさせられてしまいました。





「地下鉄に乗って」   浅田 次郎 著




主人公が地下鉄に乗って過去に遡ったり、現実に引き戻されたりしながら真実を目の当たりにする話です。



映画でやってましたね。


確かSAW3が公開される前後だったかな?

私は観てないんですけれども。

個人的に東京でメトロに乗る機会は、一ヵ月に一回あるかないかです。

都内に用がある時だけですね~。






この本を読んで、時間の流れは残酷だと改めて感じました。

華やかな時期がいつまでも続くわけじゃないし、醜い時期が長引くわけでもない。

忘れたくないものも、やはり時が流れれば忘れてしまう。


ラストは悲しく、泣けました。



この世に生まれてこれなかった存在を考えると、その分頑張って生きたいと思えます。







「MISSING」  本多 孝好 著




家にある文庫本の1冊を読み返してみました。


この本は表紙が気に入っています!もちろん内容も。


消えてしまいそうな女性と背景の色合いとの関係について、この表紙を見る度に考え込んでしまいます。見てると泣けてきます。。。



5つの話が入っているんですが、どの話もつまりは、タイトルの意味する「いるはずの所にいない」に繋がっているのかな。。。



個人的に好きな話は、「眠りの海」と「瑠璃」です。


主人公は自分の世界で彼女を愛し、彼女は彼女の世界で主人公を愛していた。


この片思いに過ぎない苦しさから、実在の存在を消してしまう…


いるべきはずの人がいなくなってしまったけれども、自分の世界では生きているということなんでしょうか。


読み終わった後にしばらく考え込んで繰り返し読んでしまいますね~。


オススメです!