ひかるはそんなに可愛くない
【顔】がそんなに可愛くない
いや、女性はみんな魅力があり可愛い
それは真実だと思う
なのでまったく可愛くないということはない
しかし客観的に一目で男性が好きになってしまうような顔の造形の美しさや魅力はもちあわせていない
顔面偏差値としては45が関の山といったところだろう
(そうは言いつつひかるは自分の顔が好きで、愛着があり可愛いと思っている 蓼食う虫は放っておこう)
かつてひかるは小賢しく雰囲気かわいいを売りにして一定の成果をあげていた
10代後半〜20代、彼女はオタサーの姫的立ち位置で一定の需要を得たのである
しかしオタサーの姫はついに本物のプリンセスにはなりそこねた
若さ、清純さ、可憐さを失い、彼女はもはやただの三十路となっていた
ひかるが婚活市場に降り立ったとき、ひかるはただのミドサーだと気づいた
顔面偏差値45×ミドサーはいよいよ芳ばしい香りがする
それでも性格が明るく可愛くポジティブで、素直かつ愛嬌を持ち合わせていればまだ素敵な引く手が数多伸びてきそうである
しかし残念ながらひかるは性格も全く可愛くなかった
これは本当にどうしようもないほど可愛くなかった
なぜかはわからないが可愛くなかった
いよいよひかるは考えた
『これはもう自分1人では結婚できない』
『お金なら少しはある、それしかない』
彼女はプロの手を借りることにした
【結婚相談所】である
