しずく君は、5匹兄妹で、子猫ながら、威嚇して逃げるような子でした。 だから、他の兄妹よりも、触ったり抱っこしたりの機会が多かったと思います。 信頼してくれてからは、1番の甘えん坊になり、ケージから出てくると真っ先に抱っこを要求、密着型抱っこでうっとりとするような子に成長していました。
こんな良い子だから、きっと素敵な縁を見つけてくれると、のんびりしていました。
譲渡会では、隠れていたいデリケートなところがあるんですよね。 だから、しずく君を抱っこしたいと言われた時には、正直、驚きました。 でもね、お話を聞くと猫飼い初心者の方でしたから、環境に慣れるまでの1週間頑張って貰ったら、甘えん坊で猫って可愛いと思って貰えると信じていました。
完璧な迎え入れ準備。
素敵なケージをはじめとするお部屋づくりが出来ていました。
あっという間にご夫婦と仲良くなり、今では一緒に寝るほどの仲良しで信頼しきっています。
先日、ロイ君(しずく改め)の声が出ないと連絡がありましたので、この1週間で何か変化があったかと聞きましたら、息子さんが帰省されていたとの事。 それだなと思って様子を見て貰っていたら、暫くして声が出るようになったとか。
息子さんが嫌いだとかではなく、単純に、猫にとっての毎日のサイクルとなっている時間が狂い、環境に変化があった訳です。 多分、この家にはもう一人いるんだと喜んでいたところに、今度はいきなりいなくなった。 えっ、なんで?と思うだけでも猫にはストレスなんですよね。 デリケートちゃんならでは・・・ですよね。
里親さんにとっては、病気じゃないかとショックだったと思いますが、それほど大事にされているという事で、むしろ嬉しかった出来事でした。
良いお顔になっています。
このまま、幸せが続きますように・・・