住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングスは27日、2011年春に経営統合する方針を固めた。両社はまず持ち株会社方式で統合し、その1年後をめどに傘下に入った住友信託銀行と中央三井信託銀行が合併する方向。総資金量は60兆9063億円(09年3月末)となり、三菱UFJ信託銀行(42兆8978億円)を上回り、国内最大の信託銀行が誕生する。
 昨年の金融危機以降、金融機関をめぐる環境が厳しくなる中、統合による規模拡大で安定した経営基盤を構築するのが狙い。
 持ち株会社の名称は「三井住友トラスト・ホールディングス」(仮称)で調整している。合併は住友信託を存続銀行とし、「三井住友信託銀行」(同)とする見通しだ。本店所在地、トップ人事、統合比率は今後詰める。中央三井は公的資金の未返済額が約2000億円あり、政府が株式の約30%(議決権ベース)を保有する筆頭株主。中央三井は統合前に公的資金完済を目指すとみられる。両社の首脳は同日、「信託同士の統合は効率性、収益性でメリットがある」「(親密銀行の)三井住友銀行とは競争するところは競争し、補完するところは補完する」などとそれぞれ語った。 
ペタしてね