(セ・リーグ、ヤクルト2-5広島、最終戦、12勝12敗、2日、神宮)奇跡のクライマックスシリーズ(CS)を目指して戦うナインのために、鯉党はヤクルトを上回る数で左翼席を真っ赤に染めた。

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 そんな期待に4番が応えた。一回、栗原が館山から左前に先制タイムリー。3試合連続の先制打&4試合連続の打点だ。「うまく拾えた感じ。先制点もほしいところだったし、追い込まれたけど、うまく打つことができた」

 さらに2度のリードを追い付かれた2-2の八回、石井の安打を足掛かりに無死一、三塁の場面で打席が回るとヤクルト3番手の押本から鯉党が陣取るレフトスタンドへ決勝の3ラン本塁打を放った。

 「絶対行くぞ、クライマックス!!」と選手が打席に立つたびに、赤ヘルファンのボルテージは上がっていった。「(CSは)まだチャンスがあるし、僕らは向かっていくしかない」と栗原。負ければ、きょうにもCS進出の可能性が消えていただけに貴重な白星となった。

 3位の阪神は試合がなく、ヤクルトは阪神と1ゲーム差のまま。2チームを追う広島は阪神との差を2ゲーム差とした。勝ち続けるしかない。そして、歓喜の瞬間を7日以降のマツダスタジアムに持ち帰る。