(セ・リーグ、ヤクルト5-4横浜、21回戦、横浜13勝8敗、26日、神宮)ヤクルトは二回にガイエルの適時打で先制。その後も着実に加点し、5-1とリードした九回表、横浜打線に3点を奪われたが逃げ切って4連勝とした。先発の村中は今季初勝利。デーゲームで阪神が敗れたため、ヤクルトが3位に浮上した。

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 村中がマウンドで仁王立ちだ。これまでの落ち着きのない左腕とはまるで別人。切れのいいカーブ、スライダーと150キロを超える直球で横浜打線を寄せ付けなかった。

 一回、先頭の金城、藤田を連続三振に仕留めて勢いに乗った。五回二死から吉村に四球を与えるまでパーフェクトピッチング。六回二死二塁から藤田に左越え三塁打を浴びて1点を失ったが、試合を作って先発投手の責任を果たした。

 「ストライク先行ではなかったけど、腕は振れた。リズムよく投げられた」

 今季未勝利の村中だが、復活の予兆はあった。前回先発した18日の巨人戦(神宮)の試合後、6回4失点ながら手応えを口にしていた。昨年8月に左ひじを痛め、前半戦をリハビリに費やしたが、ようやく本来の姿が戻ってきた。結果が出なくても投げさせてくれた高田監督の期待に、ようやく応えた。

 村中の好スタートで打線も活気づいた。二回無死二、三塁からガイエルが中前に先制の2点適時打。「絶好のチャンスだったので、チームのために2人をホームに迎えようと思って打ったよ」

 五回終了時には、一塁側観客席のファンが『一戦必勝』と書かれた応援ボードを掲げた。デーゲームで3位阪神が中日に敗れたことがアナウンスされると、球場全体から歓声が上がった。