吉本興業とソニー前会長の出井伸之氏が代表を務めるコンサルタント会社、クオンタムリープ(東京都千代田区)は11日、株式公開買い付け(TOB)により吉本を買収すると発表した。TOB価格は一株あたり1350円で、買収予定額は約506億円となる見通し。14日から10月29日までTOBを実施し、吉本の自社保有株を除く発行済み株式約3748万株すべてを買い取る。
吉本側も同日の取締役会で、買収に賛同することを決めており、TOBの完了を受けて吉本は非上場会社となる。
TOBは投資会社のクオンタム・エンターテインメントが実施主体となり、吉本興業と関係の深い東京の民放キー局各社のほか電通やソフトバンク、大成建設、岩井証券など13社が計約240億円を出資。三井住友銀行に加え、住友信託銀行、みずほコーポレート銀行が上限300億円の資金を融資する。
投資会社は買収成立後に吉本興業と合併し、出資各社は吉本興業の株主となる計画で、フジメディアホールディングスが約15.7%を保有する筆頭株主となる見通し。出井氏は吉本興業の取締役に就任する予定。
現経営陣はMBO(経営陣による事業買収)となるのを避けるため出資はしないが、吉野伊佐男会長、大崎洋社長、中多広志取締役の3人はファンド側と経営委任契約を結び、買収後も取締役として留任する。
友好株主による非上場化で、吉本はテレビ局と資本関係を強化し、インターネットなどと連動した番組づくりを行うほか、アジアでの事業拡大を進める考え。一方で、大量の株を保有する創業家の影響力を弱め、迅速な経営改革を進める狙いもあると見られている。
吉本側も同日の取締役会で、買収に賛同することを決めており、TOBの完了を受けて吉本は非上場会社となる。
TOBは投資会社のクオンタム・エンターテインメントが実施主体となり、吉本興業と関係の深い東京の民放キー局各社のほか電通やソフトバンク、大成建設、岩井証券など13社が計約240億円を出資。三井住友銀行に加え、住友信託銀行、みずほコーポレート銀行が上限300億円の資金を融資する。
投資会社は買収成立後に吉本興業と合併し、出資各社は吉本興業の株主となる計画で、フジメディアホールディングスが約15.7%を保有する筆頭株主となる見通し。出井氏は吉本興業の取締役に就任する予定。
現経営陣はMBO(経営陣による事業買収)となるのを避けるため出資はしないが、吉野伊佐男会長、大崎洋社長、中多広志取締役の3人はファンド側と経営委任契約を結び、買収後も取締役として留任する。
友好株主による非上場化で、吉本はテレビ局と資本関係を強化し、インターネットなどと連動した番組づくりを行うほか、アジアでの事業拡大を進める考え。一方で、大量の株を保有する創業家の影響力を弱め、迅速な経営改革を進める狙いもあると見られている。