先月の9月16日
この日は長男と次女の通う保育園の
運動会でした。

毎年 運動会のお弁当は
小学校も保育園も
母と朝早くから作っていました。

だからその日も
早朝5時過ぎには母が我が家に来て
一緒にお弁当を作っていました。

子どもたちも起きてきて
着替えさせ、朝ごはんを食べさせ
私は自分の準備さえできてなく
バタバタとしていました。

その間 母は仕上げのおにぎりを作って
タッパーにつめていました。

その時 突然 母が
手が痺れてきたと言ったのです。

私は時間もギリギリで忙しくしていたので
少しイラッとしてしまいました。

母は床に座っていたのですが
下を向き目を閉じていました。

その様子を見た私は
「体調悪いなら帰って寝んさいや」
と機嫌悪く言ってしまったのです。

母は「大丈夫…」とだけ言い
下を向いたままでした。

本当はその時
かなりの目眩と吐き気があったと思います。

でも私はまたいつもの後遺症だと思い
その時は
「もう…忙しいのに」と思っていました。
今 思うと本当に最低だったと思います。

下を向いて黙っていた母が長女に
「ごめん…お水くれる?」と言い
長女がグラスに水を注いで渡しました。
その水を口に入れるのですが
口から水が出てしまっていました。

私はそれを見て
(これはおかしいかも)と思い
母に「どーなの」と聞きました。

するとグラスをテーブルに置いた母は
ズルズルと横に倒れ込みました。

この時まだ母は喋ることができ
「右半身が動かない」と言いました。

これは危険だと思い
「救急車 呼ぶからね!」と声をかけ
119番に電話しました。

次に仕事中の兄に電話をし
早退して我が家に急いで来て欲しいと伝え
救急車の到着を待ちました。

母が手の痺れを訴えてからここまで
10分程度しか経ってなかったと思います。

救急車は思いのほか早く到着し
救急隊員の方が
母の状態を確認して
問診をして
担架で救急車に運ばれました。

この時 母の血圧は200超えていました。

救急車は
搬送先が決まるまでは動けない為
出発までしばらく時間がかかっていました。
その為 兄がなんとか間に合ってくれて
付き添いとして乗車してもらいました。

何か分かり次第 連絡するように伝え
母を乗せた救急車は
一番近い大きな病院に向かいました。

私達は急いで準備をして
保育園の運動会に向かいました。

今年の運動会は長男が最後な為
どーしても行ってやりたかったんです。
正直ものすごく悩みましたが
心の中で母に謝りながら
運動会に参加したのを覚えています。
心の底から集中もできず
長男にも申し訳なかったと思っています。

運動会の最中
兄から電話があり
母は脳卒中(脳出血)だと分かりました。

私はこの日は
人生最大の後悔をした日です。
なぜ母にあんな冷たい態度をとったのか
下手したら命に関わっていたのに
本当に最低だと
今でも自分が許せないです。