私たち夫婦のお仲人さんがお亡くなりになったそうです。

享年95歳


仲人親と言っても、我が家の場合、わたしの母の今で言うママ友

家族ぐるみでおつきあいしてきて、小さい時には一緒にキャンプに連れて行ってくれたりしたご夫婦でした

旦那さんはうちの母と同じ頃亡くなりましたが、おばちゃんはその後もお元気に過ごされていました


「いつまでも落ち込んだり、引きこもっていたらかえって叱られると思うのよ〜」

「カラオケのサークルでイケメンの男性がいるからワクワクするわ〜」

「娘たちがきちんと食べなさいと言うから、お弁当を取ってるけど美味しくてね、完食してるわよ」

「コロナが落ち着いたら、お茶のみに行きましょうよ」


なんてね、

時々電話してきては近況報告をしてくれました

いつも前向きで、元気で、ぐちぐちとしたことを言わない方でした


半年ほど前、体の不調を訴えてから、色々と病気が見つかったのですが、3人の子どもと同居のお嫁さんとで相談して家庭介護で終末期ケアの方法をとったそうです

外に住んでいる娘さん二人も折りに触れ手伝いに戻ってくれたとお嫁さんが話しておられました

最後
訪問看護の方が「あと一両日かと…」と言われ
お嫁さんは娘さんたちにも連絡はしたものの、2日後の予定していた日まで娘さんたちも帰省できなかったそうです
その予定していた帰省の日
娘さんたちの来訪を告げると指でOK🤌なんてやっていて、娘さんたちとも一言、二言お話をして、少し離れたあいだに亡くなったそうです

娘さんたちを待って、旅立たれたのだなあ
おばちゃんらしい最後だね

寿命が伸びて、医療が良くなったからこそ
最後の看取りはとても難しくなっています
わたし自身も延命治療中の母をどうするかの決断に迫られ、臨終に間に合うか?とバタバタした経験者です
お嫁さんは半年にわたる介護本当に身体も精神的にも大変だったと思いますが、おばちゃんのためには素晴らしいお看送りになったと思います

memento mori〜死を想え

急激に変化する時代の中で、
一つのお手本のような形を教えていただけたと思いました

通夜も持たず、家族だけで葬儀も済ませたとの事
私たちは夫の休みを待って、明日最後のご挨拶に行く予定です

※写真は借り物です