世界遺産をオマケにする私って…😅
まあ、人の興味のベクトルはそれぞれ勝手な方を向くって事で…
実は、私の歴史の興味ベクトルって北条なんかより(ひどい💦)古代なんですよ
極端に言うと「飛鳥」一辺倒
飛鳥にまつわる前後という伸び方で、古い方では古墳時代、新しい方では奈良時代とつながる感じ
古墳時代の中で初期の「邪馬台国(やまたいこく)と卑弥呼(ひみこ)」は聞いたことだけはある人が多いと思います
卑弥呼は中国の歴史書に名前が載る邪馬台国の女王です
場所はまだ確定されていませんが、九州とも近畿とも言われています
卑弥呼の墓とされるのが近畿にある箸墓古墳です
その頃の東日本には大きな古墳をつくる技術や、大陸との交流を行う文化は無かった…と永らく言われてきました
そんな中!
沼津で見つかった、卑弥呼の墓と言われる箸墓古墳より早く造営された古墳が⬇️
高尾山古墳なのです
古墳文化も(大まかに日本における文化はみんな)西から東に流れたと思われていました。
高尾山古墳は定説を覆し東日本に独自の発展を遂げた古墳があったとされる遺産なのです
昨日も登場いただいた磯田先生が、TV番組の中でも、著者の中でも
「歴史的重要性から、然るべき保護を!」
と声高に訴えている古墳です
が‼️
これだよ…
現地看板
埋蔵物や資料の展示が沼津市文化財センターにある
というので、慌てて探して…
⬆️これ?廃校?
まさに廃校に文化財保護関係の部門が一室あって
展示室は教室でした
道を作って壊しちゃったけど、調べたらこんな感じだった…おいおい😅
今こんな感じで残ってます図の航空写真
私が車を停めて見たのは緑のラインの辺り
現地にあった都市計画の看板
道は作るけど被る形の立体にして、古墳は遺跡公園にします…
的な話らしい
磯田先生はこの計画ですら納得がいかん💢とおっしゃっていました
私は、
現地に行くまでもうちょっと街のど真ん中だと思ってたのです
だから、仕方ないのなかなぁ?と思っていました
地方都市における道路整備の必要性は、首都圏とは違う場合がありますから
しかし、現地に行ったら想像以上に市街地から離れた住宅地でした
もっと他の方法はないのか?
あるいは、せめてこの遺跡公園だとしても、早くにしっかり整備はできないものか?
と…やっぱり思ってしまい、担当の方に質問!
いつ整備されるのですか?
「来年から着工します」
おーーーい!蕎麦屋の出前か?
センターには埋蔵物の展示がされていました
副葬品
埋葬図
赤い部分は水銀朱だそうです
とても高価な物だったので、埋葬された人が権力の大きな地位の高い人だったと推定されています
埋葬状態の復元模型
水銀朱(実物)
学校の教室展示だったから、近くで見れた
他に人もなくて、じっくり楽しめた
もちろん、古墳だけじゃなく山城の情報もあったし、ケースに入ってない縄文土器や弥生土器も顔を近づけて眺められた
写真もOK🆗だった…けどね
なんだか、納得が行かない💢
然るべき保護をして欲しいなぁ
オマケの2
時代はどどーんと新しくなり江戸、幕末
黒船来航などなどで、日本の産業革命が起こる中
自国産の大砲を作るために作られたのが
韮山反射炉
ビジターセンターで、成り立ちのプロジェクションマッピングをみて、説明展示も見てからの現物
この韮山反射炉は代官だった江川英龍が、幕府に働きかけ造ったもの
江川家敷地内に建てられた代官役所が⬇️
江川邸になります
お代官様〜っ!って、時代劇ではお馴染みのセリフですが、役所は思った以上に大きくて驚きました
裏庭には倉庫が並んで残されていました
実は、この屋敷は韮山城の麓にあります
こちらの見学を終えて、ここから歩いて最後の山登りに向かったのでした