狂う | 日本の食文化を見直そう 「旨い肴に旨い酒があるじゃないか」

日本の食文化を見直そう 「旨い肴に旨い酒があるじゃないか」

日本の酒をこよなく愛する50過ぎた男の日々

室町末期から戦国時代


何が興るかわからない乱世下剋上



何せうぞ


くすんで


一期は夢よ


ただ狂へ



こんな流行歌(吟)がうたわれ 奇装をこらし


踊りまわるのが人々のあいだではやった





昨日 用事があって駅前まで車で行ったら


どこも通行止めで目的地まで行くことが出来なかった


警備員さんに「ちょっと、そこまで行きたいんだけど」と


言ってみたが「入っても出てこれなくなっちゃうから」と・・・



しかたなく、引き返すことになったのだが


通りを抑えてのお祭りだった



私と同年代と思われる男性


法被を着て、頭は金髪にしての参戦模様


エネルギーがほとばしる


しかし、ほどなく道路の端に


四つん這いになり


息も荒く


全身から汗が滴り落ち


地面に粒をたらしている



涼しい車の中から通り過ぎる私が


その後、彼はどうしたのか知ることはないが



戦国の世 狂へと踊ったのは若者たち


今の世も乱世と思えなくはないけれど


もうこの年で狂う程 何かに気持ちをぶつけると


死をも垣間見えてきてしまうから


お気をつけて。