今年の抱負は、19世紀のイギリスの歴史家、マコーリー卿(Thomas Babington Macaulay, Lord Macaulay, 1800~1859年)の主著とされている『イングランド史』(1848~1861 年)を 読んで日本語に直すことです。19世紀の英語で書かれ、五巻で2500ページある本で、明治の啓蒙史家、竹越三叉・徳富蘇峰らによって愛読されたものの、第二次世界大戦後に、中村経一氏によって前半が部分的に翻訳されたのを除けば、日本語にされたことはありません。同じ19世紀の歴史家のうち、フランスのミシュレ、スイスのブルクハルト、ドイツのマルクスらの作品が精力的に読まれ翻訳が進められている今、19世紀の中道自由主義者で、イギリス帝国の 擁護者であったマコーリーの作品を日本語にする意義はあるように思えるのです。


 ですので、私の新年の抱負はズバリ!

マコーリーの『イングランド史』を日本語にすることです。!

 

 1年でどれだけ進めることができるものなのか、怪しいのですが、取り組んでみたいと思います!

 今、マコーリーについて日本語で読めるものの中からピックしておきます。