現時点における、沢田研二さんのフルアルバム。
ドーム公演があった年の５月に発表された。
沢田さんに、シンガーソングライターの素養は、残念ながらないとは、思っているが、何曲かで自ら作詞をしている。
食わず嫌いで僕は、このアルバムを余り聞いてこなかった。
最近、スマホに取り込んで聞いてみたら…、それでもなかなか良い曲だなぁと思えるナンバーがあった。
我が窮状というナンバーは、日本国憲法第９条をもじった歌らしい。
英霊…という言葉に僕は、ひっかかりがあるが、それ以外の詞の内容は全く同感である。
多くの人が血を流し、不本意ながらこの世を去り…、あるいは世を去らされた。
国内は勿論、進出（侵略）していった外国の地で海で、亡くなった。
これらの人のおかげで、我が国は、日本国憲法第９条を手に入れた。
安倍晋三らは、そうは思っていない。
日本に間違いはなく、今の憲法は占領国に押し付けられた…と言い放つ。
京都で育った沢田さんは、小さな頃から、今の憲法の大事さ、素晴らしさを教え込まれて来たはずだ。
京都、という町の特性であろう。
他のナンバーでも、やはり一流の作家が提供したものは、美しささえ感じられるものがある。
ただ、できうれば…、今のバンドではないメンバーでの演奏活動を期待する。
そして、沢田さんには、歌手活動に専念して欲しい。
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