既存事業の成長が鈍化してるので、新規事業に手を出していきたいんだけどどんなことに気をつけたらいいでしょうか、


みたいな相談やセミナーの依頼が増えてきました。


意識が新規事業にむき出して来たというのは関西の景気も少しずつ良くなってきてるのかなというのは置いといて、



その中で、

企画案を出すように任されてる若手のリーダー層からよかある相談が、



「結局色々アイデア出しても、上で潰されるんですけど、どうしたらいいでしょうか?」


という結構切実な悩みです。


ここで、


あーそれは上がアホでわかってくれへんのが悪いから残念やなー、どうしても合わへん職場なら転職したら、


とかいうアドバイスをする人もいますが、


そういう魅惑的なアドバイスに従って職場を変えた人は、すぐに行き詰まります。



なぜなら、どこの組織でも組織内マーケティングなしで意見が通るなんてことはあり得ないし、逆にそこをすっ飛ばせる企画は市場に出てから苦労するからです。

いいアイデアを出す技術と同じぐらい、出てきたいいアイデアを組織のアイデアにするための技術も大事だと肝に銘じましょう。


結局、問いの立て方が間違ってるんですね。




「結局色々アイデア出しても、上で潰されるんですけど、どうしたらいいでしょうか?」



ではなく、


「自分の企画を、組織の企画としてもらう技術を高めるにはどうしたらいいでしょうか?」


という問いにしないといけない。
人生とは問いの立て方が全てといってもいいぐらい。


では、この問いにはどう答えたらいいでしょうか。




まずは、社内で、誰と誰の賛成を得られればこの企画は通るのか、


を考えます。


おそらく出てくる名前は5人もないのではないでしょうか。


組織ってそんなもんです。


そしてそのキーパーソンの口説き方を考えます。


もちろん、口説き方を考えるためには情報収集は念入りにして、相手が求めてるものは何かをつかまなければなりません。


そしてその相手のニーズに合った形で企画を修正して練り直して提示します。


もしあなたの企画がとてつもなく素晴らしい企画でも、あなたに信用がなければ相手にされないこともあるでしょう。

でも憤ってはいけません。


もし、あなたが、食中毒を出しまくっているレストランが新メニューを開発したから店に来て欲しいと言われても、行かないでしょう。


それと同じです。ブランド力です。


そう、実は社内的な根回しというのは、マーケティングと全く同じ構造なんです。


まず、市場の中でどこに受け入れられればその市場をとれるかを検討し、その人たちのニーズを調べ、商品を練り直していく。

全く同じ。


だからこそ根回しに手を抜いてはいけない。あなたのマーケティング力を高める絶好の機会だから。


最後に、悩めるあなたに、根回しのコツを書いておきます。


「無敵とは、強いことじゃなく敵がいないこと。」




無敵の社内マーケッターになってください。




と回答しています。参考にしてください♬