雪見障子越しに庭を眺めて 雪の重みに沈丁花がおじぎをしてしまって 姿勢を正してやろうかと思うのだけれど 足元にまだ少し雪が残っているのを言い訳に 今度の休日の仕事に先延ばし 老いたネコが少しの間 沈丁花と戯れて去っていった 雑草という名の草は無いとか 自然が教科書という言葉に甘えて 基本、放任主義の小さな庭であるが 少しは手をかけてやらねばと思ってはいる そだねー