熱中症予防には、水分と適量の塩分が必要。
とはいえ、塩分の摂り過ぎは高血圧の原因にもなり、動脈硬化や脳卒中を引き起こす可能性があるため、減らす努力をしていきたいところです。
日常生活の中で塩分を減らすコツをいくつかご紹介しますね
①出汁を活用する
醤油や味噌などの代わりに、出汁を活用しましょう。出汁を濃くすることで旨味をしっかりと感じられ、薄味でも満足感を得やすくなります✨
出汁を取るなんてめんどくさい!という方も乾物を使うとカンタンにできます。戻し汁にいい出汁が出るので、汁を捨てずに活用しましょう。
スパイスや香味野菜で風味や香りを足すのも良いですね
②調味料は「かける」ではなく「つける」
ソースや醤油、ケチャップ、マヨネーズなどの調味料はかけるのではなく、つけて食べるだけで摂取量の調整がしやすくなります。
また、醤油はスプレーボトルに詰め替えることで、広範囲にかかって舌に触れる面が増え、少量でも味を感じやすくなります
あらかじめ決められた量の調味料をつけ、食卓に調味料を置かないというのもひとつの手です
③おかずを食べ過ぎない
糖質制限などでご飯の量を減らしても、サラダやおかずを多く食べてしまうと、知らず知らずのうちに塩分過多に。
野菜は素材の味を楽しむなどの工夫をしましょう
④塩分量の多い食品の摂りすぎを避ける
外食や加工品(ハム、かまぼこ、チーズなど)、漬物などは塩分が多めなので、食べ過ぎにご注意を。みそ汁は1日1杯までとし、麺類は汁を残すようにしましょう
⑤摂りすぎた塩分は排出する
そうは言っても、なかなか減らすのが難しい塩分。そこで、視点を変えて余分な塩分は排出することを意識しましょう。
塩分の排出を助けるにはカリウムの摂取が不可欠です。カリウムを多く含む食材として、バナナや納豆、アボカドなどがあるので意識的に摂ることをオススメします。
なお、腎機能が低下すると、カリウムの排泄が減少し、高カリウム血症のリスクが高くなります。この場合は、カリウム制限が必要になるので担当医にご相談ください🙇
ちょっとした工夫で塩分を減らすことはできるので、可能な範囲で試してみてください^^