新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時流行すると毎年言われていましたが、今年は本当にありそうですね驚き




12月中旬から年末にかけて感染性胃腸炎が集団発生し、保健所との連携のもと対応していました。




一息ついたのも束の間、昨日1月4日、

インフルエンザA型

第1号が出ました。





 


まあ、年末年始休みの間の発症なので、今回の件での感染拡大はなさそう。

昨日、38.5℃の発熱でお休み連絡が入っていたのですが、受診して検査したところインフルエンザA型が確定したようです絶望




こちらのお子さん、年末は弟のコロナがうつってしまい療養していたのですが、続けてインフルエンザとか…

かわいそうすぎる😢😢




そして、熱発するお子さんが続くこの時期に必ずいただく質問。




それは、「家に、前回処方してもらった解熱剤があるんですが、使っても大丈夫ですか?」といったもの。




以前、新型コロナ第8波に備えて解熱鎮痛薬を準備しておくよう通達もあったので、常備しているご家庭も少なくないかもしれませんね。







これに対しては、

「医師の指示を受けるまでは、使用しないでください。」

とお答えしています。

ちなみに、安易な抗生剤の内服も❌です!




ちょっと専門的になってしまうので、細かい部分は割愛しますが、もしインフルエンザだった場合、解熱剤の成分によっては、インフルエンザ脳症やライ症候群という生命に関わる重篤な合併症を引き起こしたりする危険性があるからです驚き




アルピニーやカロナール、アンヒバ等のアセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤は比較的安全とされていますが、これについても安易に使用せず、まずは医師へ確認することをお勧めします物申す




そもそも発熱は生理的な防御反応です。

身体が正常に機能している証拠。

ウイルスの活性を弱めるとともに免疫力を高めてくれます。




水分や食事が取れずにぐったりしている時などは一時的に熱を下げ、その隙に水分や食事を与えたり、ゆっくり休ませたりできますが、そういった症状がなければ基本的に解熱剤は不要です。

また、急激な体温の上昇や下降は熱性けいれんのリスクも高めてしまいます。

解熱剤は、かかりつけ医に相談しながら上手に使っていきたいですねにっこり




結論!

インフルエンザが疑われる場合は、安易に解熱剤を使用しないこと!物申す



余談ですが、「解熱剤を使っても熱が下がらないんです」と言われることがあります。

よく話を伺うと、39℃でぐずっていたお子さんに解熱剤を使用して38℃。少し呼吸が辛そうだけど、よく眠れているとのこと。




それなら大丈夫!

解熱剤の効果は十分出ていますし、解熱剤を使用する目的もきちんと果たせていますようさぎのぬいぐるみスター