大人と違って子どもの場合は、
◎鼻・口と耳をつなぐ「耳管」が太く短い
◎耳からのどまでの傾斜がゆるやか
出典)たかむら耳鼻咽喉科
そのため、細菌やウイルスが侵入しやすく、中耳炎になりやすいのです。
また、全身の抵抗力や喉・鼻の粘膜の抵抗力が未熟なため風邪をひきやすく、その結果、中耳炎になりやすいともいえますね。
急性中耳炎は、耳の奥にある、鼻や口へとつながる「中耳」という部分に風邪をひいた時などに細菌やウイルスが入りこみ、炎症が起きたり、膿がたまったりします。
出典)看護用語辞典ナースpedia
急性中耳炎は経過観察と、場合によっては適切な治療をすることで、ほとんどの場合完治できます。
しかし、完治する前に治療を止めてしまうと、滲出性中耳炎、反復性中耳炎、慢性中耳炎に移行してしまうことがあります。
完治まできちんと医師の指示通りに治療を受け、経過観察することが重要です。
また、鼻水が溜まると耳管の機能を悪化させ、中耳炎を引き起こす可能性があります。
それを予防する方法として、
○鼻吸引
○鼻かみ
○鼻洗浄
があります。
乳幼児さんは、まだうまく鼻がかめないので、適宜自宅で鼻吸引をやってあげましょう。
時々耳鼻科で診てもらえると良いですが、毎日受診して吸引する必要はありません。
確かに耳鼻科の吸引器の方がしっかり吸引できますが、吸ってもすぐに溜まります。
また、吸引力が強力なので、頻繁にやると鼻の粘膜を損傷してしまい、そこに菌やウイルスが感染すると逆効果です。治りが遅くなったり、悪化したりしてしまいます。
さらに、子どもに無用な病院への恐怖を与えることになるかもしれません…
日々のケアは自宅で行い、医師の指示を踏まえて適宜受診するというのがベターではないでしょうか。
さてさて、耳鼻科を受診してきた冒頭の0歳児さん。
溜まっていた耳垢をごっそり取ってもらい、スッキリ顔での登園でした!
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