今日の朝刊の社会面に
『着床前診断 拡大を提示』
との記事をみつけました
重い遺伝性の病気を避ける目的で
受精卵を調べる着床前診断をめぐり
日本産科婦人科学会(日産婦)は25日
外部委員を交えた倫理審議会の初会合を開き
実施対象を拡大する案を提示した…
………
20数年前
次男の妊娠が判ったとき
当時はまだ着床前診断ではなくて
出生前診断でしたが
主治医と相談して診断を受けるべく
専門病院への紹介状を書いてもらいました
予約を取らなくてはならないので
何時にしようか迷っていて
数日が過ぎて
…
はたして診断を受けた結果
お腹の子が難病を持って生まれてくると判ったら
命の選別をすることになるのか?
そのときは
長男の存在を否定するのでは?
などと迷い始め…
結局
診断を受けませんでした
妊娠24週目に性別だけ教えてもらい
二分の1の確率に賭け
予定数週で次男を出産しました
そして新生児検査で
長男と同じ難病を持っていることが判りました
長男の時には
難病を持って生まれて来るとは
知るよしもなかったけれど
次男を産んだ理由は
長男の嫁として もう一人男の子を!
というプレッシャーもあり
親の 私の エゴみたいなもので
この世に生まれて来た訳で
次男は
兄を見て 兄と同じに
だんだん動かなくなっていく体で
どんな気持ちで生きて来たのか?
今となっては
聞くことは叶わなくなりました
着床前診断
医学の面から
倫理の面から
どの様に進んで行くのでしょう