コウちゃん誕生からずっと忙しくてなかなか山に登れてなかったので、ひさしぶりに念願叶っての山行きは剣山。

 

剣山 - 2023年09月02日 [登山・山行記録]-ヤマレコ (yamareco.com)

 

ここ、3年前に登ったときは両隣の山も登ってきたので、剣は山頂を通り抜けただけだったんです。

長距離になるから時間的なことも考えてリフト使いましたし。

 

だからちゃんと(といってももちろんふもとからではなく見ノ越から)登ってみよう、と。

 

朝6時に家を出て、9時に登山口到着。

あらあら、クルマがいっぱい。夏休みも終わったし、空いてるんじゃないかと油断してたら屋根の下駐車場は満車になってました。それでも第一駐車場に停めることはできたから良しとしよう。

 

支度して、let's go!

とヤマレコ作動させたものの、リフトを使わない場合の登山口がわかんない。(ちゃんと確認しとけよ)

マップを拡大して、矢印の向きを合わせて身体ごと向きを変えて、「こっちじゃない?」と進んでいったら見逃しようのない立派な登山口がありました。この前をクルマで通過してきたはずなのに、見てなかった。

 

気を取り直して、let's go!

 

登山口は標高1,400メートルほどです。山頂標高は1,955メートル。

約500メートル高度を稼がないといけません。そんでもって今回はリフトなし。

ひさしぶり登山にしてはハードかも。

けど、気温は20度ほどでしたから日向は暑くても木陰に入るとひんやりしていて気持ちいい。

それに見ノ越からリフト終点の西島駅までの登山道は、いいぐあいに木々に囲まれていて、わたし好みの森林感満載で、「そうそうこれこれ」とニヤニヤ笑いが止まらない怪しいハイカーとなっておりました。(安心してください。ひとは少なかったです)

 

定刻通り1時間ほどで西島駅に到着。

そこからはいろんなルートがあります。わたしらは最短距離ルート(従って傾斜は急)を選びました。

このルート、登り口が西島駅の裏側にあるからか、ハイカーが少ないんです。

たいていは立派な鳥居の立っている登山口から登ります。

 

はい、調子に乗ってました。

心拍数ダダ上がり。これはマズイと、しょっちゅう立ち止まって休憩するものだから、距離は短くても時間は余計にかかった感じとなってしまいました。

でも大丈夫。時間的余裕はどっさり見積もって挑んでますから^^

しかし、急がば回れ、を地でいったわ(笑)

 

無事に登頂。

いやぁ、やっぱり気持ちがいいですねぇ。

台風接近や大雨続きだったからお天気を心配してましたけれど、ちょうどいい具合のお天気でした。

よかったよかった。

 

ウッドデッキみたいになってるところで次郎笈見ながらお昼を食べてしばしのんびりして、山頂らしからぬ美しさだと噂のトイレも使わせてもらって、大満足で下山しました。

 

帰りは鳥居のところに出るルート。

したらばまあどっさりのハイカーたちとすれ違ったり追い越されたりで、挨拶疲れしましたよ。

もう午後2時くらいだったのに、おそろいのバッチ付けた中高年団体が3組くらい登っていきました。

あんな時間からあのペースで登ってたら、下手すると下山するとき暗くなってます。

テン泊装備ではなかったから、山頂ヒュッテに泊まるつもりなのでしょうか。

 

剣山は日本百名山のひとつですが、リフト使えば登るのはめっちゃ楽です。

なんでこんな楽な山が百名山なんだ? って言われるらしいですけれど、この山で迎える夕暮れ・早朝の景色は控えめに言っても極上なんだとか。

いつかわたしもそういうの見てみたいです。

 

それとこの山で、もひとつよく言われているのが、登山そのものよりも登山口までのアクセスが大変だ、ということ。

 

まさにそのとおり。

 

3年前、新車を納車されたばかりのタイミングで剣山に挑むこととなり、夫は、きわっきわまで迫る岩肌に神経尖らせながら運転してましたわ。

おまけに帰りは数メートル先も見えないような濃霧に包まれたし。

 

だから今回は前回とは違うアクセスで往復しました。

日本三大〝酷道〟に名を連ねさせて頂いている国道439号線。通称〝酷道ヨサク〟を通るルートです。

結果としては、こちらのほうが走りやすかった。(と夫が言ってました)

 

ちなみに前回は徳島道を美馬で降りて国道438号線を通り剣スカイラインを経由して行きました。

このルートは序盤が大変です。道路、極細地帯あり。

 

けど、なんやかんやで、登山口までのアクセス困難さも込み込みで登山を楽しんでいる感じだから、酷道上等! ってなもんですね。(←運転しないひとが言っていいセリフではない)

 

今回も大満足の山行きでした。

 

しかしひさしぶりの登山だと、あたりまえですが後日しっかり筋肉痛。

登山に限らず、何事もコツコツと続けることが大事なんだなぁと、見に染み入りました。(←微妙に正確な言葉遣いではありません)

原稿書くのもそう。

忙しさにかまけて数日書けないでいると、筆が重いのなんのって。(パソコンなので重いのは指ですが)

 

何事も、コンスタントに続けていかないといけないです。

 

けど、なにげ筋肉痛が新鮮。

現在、運動神経障害と感覚神経障害と、おまけで脳神経障害も出ているので、文字通り痛くも痒くもない部分があったりしてるもんだから、痛い、の感覚に「生きてるなぁ」を感じます(笑)

神経なんて不具合が出ないと気に掛けない箇所。これまで、忘れてられるくらい正常だったってことは幸せなことだったのかも。

 

でもね、蚊に刺されてもあんまり痒くないのはお得ですよ(笑)

赤く、ぷくぅ~っと腫れ上がってるのを発見して初めて「見たらわかる! これ絶対痒いやつやん!」と宮川大輔風に自分にツッコミ入れてます。(笑)

不思議と、ここ絶対痒い場所! って認識したらほんまに痒くなります。神経と精神の融合技ですね。

 

 

 

 

見ノ越から、リフトを使わない場合の登山口。
立派やわ。
階段ぜんぶ登った先に神社があります。

 

 

前回リフト乗ってたときに見たトンネル。
これがくぐりたかった(笑)
トンネルの上方をリフトが通過してるの、わかります?
 
 

 

 

リフト到着地点の西島駅。
その先の鳥居の登山口から登るひとが多い。
 
 
 
わたしらはこの駅の裏側からひっそり登ります。

 

 

サクッと登頂。

 

 

山頂標識を
 
 
撮影しているところを撮られる↓

 

 

 

素敵すぎる次郎笈への稜線。
3年前はあのずーっと先の一番高いところまで行きました。

 

 

こっちは反対側の一ノ森方面。
だからあっちに先に登って中間地点の剣山頂を経由して次郎笈まで歩いてる。
よく歩けたよなぁ。

 

 

美しいと噂のトイレ。
協力金100円いりますので、小銭を持ってるといいです。
ほんま街中にあるみたいな綺麗な水洗トイレでした。

 

 

下山中遭遇した蛇。
死んでるのかと思ってたら生きてました。
スルスルと藪の中へ。
 

 

 

でもってクルマでの帰り道、鹿に遭遇。
未舗装の路側帯で草食べてました。
置物かと思ったよ。