あけましておめでとうございます。
正月休みからの三連休で、なんとも落ち着かない日々が続いていましたけれど、やっと日常に戻った感じがします。
お正月といっても特になにかをするわけではなかったのですが、夫が10連休、娘は11連休(有給込み)で、両方が家にいるときもあれば片方は遊びに行ったりとイロイロでありながらも常にどっちかは家に残っていて、そうすると「おなかすいた」とかなんとかで手が掛かるんですよね。毎日があっという間に過ぎていったのに長く感じられた、不思議な期間でした。
そんでもって年末年始に寒波がくるということだったので、ギリギリあたたかい年末のうちに御在所山(香北)に登ってきました。
御在所山 - 2020年12月29日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
ここは登山を始めたばかりの頃にも登っているので二回目です。
前回はヤマレコを作動させていなかったので、記録のために登ってきました。
山頂付近から剣山方面の山々が見えるので、雪あるかなぁって。
うっすらですが、雪を纏った四国山地を見ることができました。
そんでもって年も明けて、成人式を含む3連休にもう一個の五在所山(越知)へ登りに行きました。
寒かったですけど千メートル未満の低山だし、こっちからは石鎚山系を見ることができるので、この寒波で真っ白になった山々を見たいな、と。
わたしはまだ雪山登山スキルはないし、アイゼンはおろかチェーンスパイクも持っていないから、雪のない山のてっぺんから雪山をながめるという安全スタイルなのです。
しかし珍しく前日から高知市内も氷点下まで下がっていました。もしかして道が凍ってたらいけないと思い、出発時間を午前8時とゆっくりめにして出かけました。
冷たいけれど、お天気はよくて、だから〝そらやま街道〟を進むにつれて道路脇に雪らしきものが見えてきても「このくらいなら大丈夫やろう」と呑気に進んでいきました。
道全体が白っぽくなってきてもまだ、「前に通ったクルマのタイヤ跡で溶けてるから大丈夫なはず」と、慎重に進んでいきました。
だけど、タイヤ跡もなくなって、真っ白な道をゆるゆる登り始めて、現在進行形で雪が降り始めたところで、ノーマルタイヤの限界を認めて撤退することにしました。(モニターにスリップ警告点いたよ。初めて見た)
登山口まであと2キロくらいのところまで行けてたのになぁ。
けどまだ新車だし、ガードレールのない山道でスリップしたら厄介なことになるので、すごすごと引き返しました。
でもそのまま帰るのはなんとも悔しい。
ということで、帰り道にある加茂山に登っていくことにしました。
ここ、お隣の仏ヶ峠に登るときにいつも「ついでに寄っていこう」と思いながら結局登れていないままだったし、分県によると山頂まで30分ということだったから、寄り道登山にはちょうどいいわ、と思ったのです。300メートルもない、ちっこい山だし。
加茂山 - 2021年01月09日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
登山口は前々から知っていましたし、案内もちゃんと出てます。
ハイキング感覚でサクサク登って山頂で一服して帰ろうって、サクサク踏み出しました。
荒れた登山道に嫌な予感は抱きましたけれど、(たぶん)登るひとの少ない山だからこんなもんか、と気にせず進みました。
だけどすぐにお約束の、道がなくなるパターン。
何回か戻って確かめてみましたけれど、やっぱりどこにも道がありませんでした。
けど、このサイズの山(しかも付近は住宅街)ならば、無理矢理進んでも遭難することはないと判断し、念のため急遽ヤマレコも作動させて(ここはもう記録しなくていいかなって、作動させてなかったんです)方向だけ合わせてガシガシ進んでみることにしました。
幸い笹も生えてないし、木々もまばらで見通しはいいです。危険なほどの斜面でもありません。
なにより、ほんとうに行きたかった山に登れなかったうえに、二個目の山でもピークを踏めないまま帰ることになるのが、嫌だったんです。(それでもここが四国山地の中心部とかだったらこんな無理はできないですね^^;)
夫は「マジか」って顔してましたが、文句も言わずについてきてました。(すまんね)
それでも30分くらい進んだところで、正規の登山道に合流することができました!(どうよ)
「いやぁ、道があるってうれしいねぇ」
なんて言いながら、そこからさらに30分ほどで無事、山頂に到着することができました。
すんごい高い山登ったみたいな達成感がありました。うれしかったです。
2021年一番目の登山が標高262メートルの加茂山っていうのも、わたしらしくていいかもしれないって思いました。
下山は、別な登山口に下りるコースにして、最後まで登山道を進むことができました。
途中で、ログハウスみたいなのを作っているおじさんに会いました。
「あがってってや」と呼ばれたので、展望台みたくなっているところにお邪魔させてもらって休憩しました。
なんでも、ひとりで作っているらしく、水も引いてくる予定だし、遊具とかも作りたいと言っていました。
帰りに、「また来(き)いや」って言ってくれました。
加茂山、なんだか気に入ったのでまた来ます。
計画通りにいかないことばかりのスタートとなりましたが、最終的には「おもしろかったね」で終われたので、結果オーライということで、大満足。
来週は五在所山、登れるかな。
登山に限らず、今年も計画通りにはいかないことが多いと思われます。でも、最終的に「よかったよね」って言えるような年にしたいです。
まだ行ける、はず、と思っていたとき。
やっぱ無理、と、引き返し始めたとき。
あなどるなかれ、の、加茂山。
ちゃんとした登山口標識。
山頂展望所からの景色。下界が近い。
手作りログハウス。
ひとりで山の中で、好きなようにこういうの作ってるのって楽しいだろうな。
今年もどうぞよろしくお願いします。