連続雨降り攻撃をやっと回避できたようなので、行ってきましたー!(うれしい)
お天気の回復を待っているあいだにすっかり暑くなってしまったので、登山、大丈夫かなと心配だったし、夫が登山靴を新しくしましたのでその試し歩きということで、今回はショートコースの伊予富士・東黒森へ。
ヤマレコ↓
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朝7時に家を出発して、ひとまず旧寒風山トンネル南口に向かいます。
しかしうっかりしていて新しい寒風山トンネルに突入してしまい、トンネル内で県を跨いで愛媛まで出て、Uターン。山に入る前から迷うのは、もはや定番となっておりますから夫も慣れたもんです。(ていうか、まるっと全てをわたし任せにしているのもどうかと思うよ)
なんとか無事に目的のトンネル南口まで到達し、そこでトイレを済ませて町道瓶ヶ森線へ。
この道、通称〝UFOライン〟といいます。数年前にトヨタがCM撮影したのをきっかけに人気になったらしく、登山者はもちろんのこと、クルマで景色を楽しみにくるひとや、バイカー、サイクリングのひとたちもいっぱい来ます。
名前の由来は、「雄峰ライン」だから、というのと、「UFOが見られるから」というのがあります。
断然、後者のほうがいいです(笑)
とにかくUFOに突入し、走ること20分ほどで伊予富士登山口に到着しました。
気温18度。涼しい!
靴を履き替えて、スパッツを装着して(←膝から下のカバーみたいなやつ)(笹が濡れてて裾がビショビショになるとの情報がありましたので)、ストック伸して、いざ出陣。
だけど登山口を示す立派な標識をすぎて、ほんの数メートルで「どっちよ?」となってしまいました。
いや向きはわかってた。あっち方向に進むんだっていうのはわかってたんですけど、目の前は水の流れる岩場・急斜面となってまして、どうながめてみても渡れそうにありません。
けど進むべき方向はあっち。そう岩場の向こう側。
ぐるーり見回して、やっぱりここ渡れってことなん? と観念しかけてたら夫が「おい、こっちに道っぽいのがあるぞ」と得意げに教えてくれました。
おっとそれ正解やん。先人たちのブログでみた、朽ちかけた木製の橋みたいなのがあります。そうかここはまず反対に進むのだったのか。夫は、進むべき方向がアタマに入ってないから反対側もじっくり見ていたんですね。
よしよし、と、気を取り直して進むと、「く」の字に曲がってまた元の水流れ岩場斜面に出てしまいました。
さっきよりちょっと上の位置。
やはりこれを渡らないといけないのかと向こう岸を見てみると、おお、道が見える!
しかしこれを渡るとなるとストックは危険なのでシュルシュルっと短くしてザックに収納。
よしよし。
よし、よし。
いやこれ――――無理やん。
よく高山の急斜面にカモシカみたいなんが張り付くみたいにして移動してる映像があるじゃないですか。足場が10センチもないような絶壁を縦横無尽に移動する、みたいなやつ。
ここ、まさにそんな感じ。
距離的には数メートルくらいで向こう岸にたどり着くけど、けど、ねぇ。
こんな危ないって、誰も書いてくれてなかったよー! ってことはみんなサクッと渡ってるってことなんですか!?
よし、じゃあ行こう。(ここまでの思考タイム3秒)
いやっほーい、渡れたーーー!!!(徒渉タイム3分)
夫も、なんとか無事に渡れました。いやぁ、よかったよかった。
そこから先は危険箇所なく、わしわしと登っていくことができました。背の高い笹原もジャカジャカ進みます。稜線に出てからはもう快適のひとこと。
さすがに陽が射すと暑いのですけれど、吹く風は涼しいし、霧がながれてくると冷たくて、ひんやりします。
きもちいい。
そうこうしているうちに目指す伊予富士山頂が見えてきました。なんと、団体がいる。
遠くからでも10人くらいが立っているのがわかりました。
でも、わたしたちが進んでいるあいだに向こう側(寒風山方面)への縦走路へ下っていったようです。山頂に到着したときには男性ソロハイカーがひとりくつろいでいるだけとなっていました。
挨拶して、そのひとと反対側でわたしたちは、お昼ごはん。
そのひともお昼にする用意していました。お湯、わかしてた。静かなひとで、世間話も振ってきませんでした。
なんだか、ひとりの時間を堪能したそうだった(そういうオーラが出てた)ので、わたしらも早々に撤収。次の目的地、東黒森へと移動開始しました。
縦走っていいですね。こんなふうに行く先が見えてくると、その先へ、もっと先へって、ずんずん進みたくなります。
けどまあ、予定通りに東黒森山頂からは東黒森登山口へ向かって下山。
で、そこからはUFOラインを歩いてクルマを停めた伊予富士登山口まで。
この東黒森の次は自念子ノ頭という山なのですが、その登山口はUFOを5分くらい歩いた先にあります。
入ったら数メートルで稜線。ということは、この部分のUFOって、東黒森から自念子への縦走路、稜線上にあるってことなんですよね。これってすごい。
ようするに、稜線をクルマで走ることが可能な道ってことになるんですもんね。こりゃ人気なはずだわ。
実際、歩いているといろんなクルマやバイクや自転車とすれ違いました。
UFO歩くの楽しかったです。
無事クルマに戻り、一服して帰路につきました。
アウトサイド18度と示していたクルマの温度標示が、市内に戻るころには29度になってました。
下界は暑い。
やっぱ、夏は高い山の上にニゲルのが一番ね、と思いました。
連休、晴れますように。
伊予富士登山口
ちょうど写真中央の岩を渡りました。
縦走路に入るとうちのクルマが見えました。ちゃんと停まってる。(あたりまえ。動いてたら困るよ)
左寄りの一番高いところが(たぶん)伊予富士。そこまで行きます。
中央の山が(たぶん)東黒森。次はあそこまで行きます。
縦走路は笹が深くて、ビショビショ。両手をあげているのは金色の野に降り立つナウシカごっこしているのではなく、笹のなかに生えているアザミが刺さるからです。痛かった。
東黒森到着!
あの、白いクルマが停まっているUFOラインまで下ります。
ほら、ちょうど縦走路の鞍部になっているんですよね。
ほんま、素敵な道やなぁ。
横向きで申し訳ない。
ここ、寒風山登山口でもあります。
次はここから登ってみる予定。
楽しみ^^