相手に自分が望むように行動してもらうための、相手の気持ちを動かす15個の円滑なコミュニケーションスキルについて書かれています。

新たな気づきというよりは、当たり前だけど忘れがちな大事なことを再認識させてくれる本だと思います。

こうした当たり前のことを良い習慣として実行できる人が成功ができるのかもしれないと思います。

正に本文にもありますが「知識は使うことによって、価値が生まれるのです。」

自己啓発本を読むときに個人的に常に心がけているのが、全部を鵜呑みにするんじゃなくて、自分の今の生活・環境に納得して取り入れることができる部分だけを参考する感じで読む、ということです。

書かれていること全部が自分にとって正しいなんて思わずに「著者と自分は違う人間」であることを頭の片隅に置きながら読んでみると、「こんな考え方もあるんだ」と意外な発見があるかもしれません。

人間の法則1」人は何に頼るのか?
1%:味覚、1.5%:触覚、3.5%:嗅覚、11%:聴覚、83%:見た目

人間の法則2」人はどういうときに情報を記憶するのか?
10%:読んだとき、20%:聞いたとき、30%:見たとき、50%:見て、聞いたとき、70%:口に出して言ったとき、90%:口に出しながら行動したとき

人間の法則3」記憶の残り具合
聞くだけ:3時間後(70%)、3日後(10%)、見るだけ:3時間後(72%)、3日後(20%)、見て、聞く:3時間後(85%)、3日後(65%)

習慣1 人は自分にしか興味がない、と知っておく


習慣2 相手のことだけ話題にする
・人と話すときは、言うまでもなく、相手にとって最も感心のある話題を取り上げる必要がある相手にとって一番感心があることとは、もちろんその人自身のことである。


習慣3 認められている、と相手に感じさせる
「大切に扱われていると相手に感じさせるための7つの秘訣」
①相手の話に耳を傾ける

②相手をほめる

③話しかけるときには、相手の名前を呼び、折りに触れて相手の写真を使う

④答える前に間を置く

⑤相手のことを話すための言葉『あなた』を使う

⑥人を待たせたことをきちんと認める

⑦グループで話す場合は、グループのひとりひとりに気を配る



習慣4 とにかく、同意する
同意できる人間になるための6つの心得

・同意する習慣が身につくよう努力する。

・同意する時は相手にそれを知らせる。

・相手に同意できなくても、どうしても必要な場合を除いて反対しない。

・自分が間違っていると分かった時は素直に認める。

・自分の意見を一方的に主張するのを控える。

・けんか好きの人間には、取り合わない。



習慣5 聞き役に徹する
よい聞き手になるための5つのルール

・話している人の方ををきちんとみる。

・話し手の方に体を傾け、熱心に聞く。

・質問する。

・相手の話題の腰を折らないように別の話題を持ち出さない。



習慣6 相手の求めているものを見つける


習慣7 あなたの意見は「ある人の意見」として語る


習慣8 「ノー」とは言わせない状況にする
・「イエス」と答えてもらえる可能性がぐんとアップする方法をいくつか紹介。


習慣9 会った瞬間に笑顔を向ける
どんな人間関係も最初の数秒でその後の雰囲気が決まる。
人は相手の態度を見て、それと同じような行動する傾向が強い。



習慣10
1日に3人、ほめ言葉をかける

ほめるときのルールは、ほめるときは心からほめる

・その人自身をほめるのではなく、その行動をほめる


習慣11 相手のミスに、怒りで反応しない
ミスを指摘して相手を納得させるためには、必ず守らなければならない「7つのルールがある」

・そばに誰もいない場所で行う。

・ミスを指摘する前に必ず、ねぎらいやほめ言葉をかける。

・その人個人をひはんするのではなく、行動を批判する。

・解決方法を示す。

・命令するのではなく、協力を求める。

・1回のミスにつき、批判は1回まで。
・和やかな雰囲気でしめくくる。


習慣12 「ありがとう」と声に出す
・「ありがとう」と言うのにも、やはりスキルがある。


習慣13 自分には価値がある、と信じる


習慣14 5つのルールを守って話す


習慣15 この習慣を実践する

知識は使うことによって、価値が生まれるのです。
間関係も最初の数秒でその後の雰囲気が決まる。



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チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People