こんにちは。 当院に通われている70代の、ここ3ヶ月の経過についてお話しします。

 

 

 ご来院当初は右膝の痛み(変形性膝関節症およびベーカー嚢胞)により、「深くしゃがめない」「階段が辛い」「長い距離が歩けない」といったお悩みを抱えていらっしゃいました。

 特に1年ほど続いている痛みから、無意識のうちに膝を守るような「兵隊さんのような歩き方」が定着しており、踵からの衝撃を避ける癖がついていました。 

 

 ◆3ヶ月の取り組み 週1回の整体と週1回の体操を継続していただきました。 私の介入は、膝の局所的な治療だけではありません。「なぜ膝に負担がかかっているのか」という要因を、足の指先から足首、股関節まで細かく分析し、連動性を高める施術を行いました。 

 

 ◆ 今日の変化 今日、歩行を確認すると、以前見られた「踵への衝撃を避ける動き」が消失していました。踵から地面に接地し、そこから足裏へ自然に体重を乗せていく、スムーズな重心移動が可能になっていたのです。 膝関節の曲がり具合自体にはまだ伸び代がありますが、何より股関節と足首の柔軟性・筋力が確実に向上しており、斎藤さんご自身も「歩きやすくなった」と確かな変化を実感されています。

 

  ◆ 施術以上に大切なこと 最近では、ご自身の仕事(民生委員や園長など)に対しても「また頑張ろう!」と、以前にも増して前向きな言葉をいただけるようになりました。 私たちにとって、これは本当に嬉しい瞬間です。 「一回の施術で魔法のように痛みが消える」ことは難しいものです。

しかし、「なぜ痛いのか」という要因を特定し、日常生活での動きがどう変われば良くなるのかを丁寧にご説明すること。

そして、何よりご本人に納得していただき、前向きなマインドを持っていただくこと。 それら全てが揃ったとき、体は驚くべき回復力を見せてくれます。

 斎藤さんのような「前向きな姿勢」こそが、痛みを乗り越える一番の力になっていると確信しています。 

 

これからも、痛みと戦う皆様の「一歩」を全力でサポートさせていただきます。

 

 

作業療法士

関 敬一郎