資格の予備校に通うと、特定の講師への好感が集まることがあります。

そして、各受講者間で、「A先生はわかりやすくて良い」、「いやいやB先生の方が〇〇だからもっと良い」とかそういう話になって、「自身が受講している先生こそが、最高!」みたいな話になることがあります。

 

社労士、FP2級、診断士と、特定の予備校に通って資格取得してきました。

確かに、「自分にとって、その講師の説明が分かり易いとか分かりにくい」はあります。

 

ただ、結局は「講師のいうことをきちんと守って、それ通りにできれば受かります。それが不十分だと落ちます。」ということです。(何人かの講師は同じことを言っています。)

 

なんかその講師への関心から、好感と変わり、一部ファン化(もしくは批評家)する受講者もいます。

ただ、「ファン」になっても受かりません。

(予備校にとっては再年度、同じ予備校で受験してくれれば良いお客さんですが、、。)

 

何年も前に受講したある資格のクラスでは、全体的には平均年齢高めの受講者が多いはずなのに、最前列は、若い女性の受講生+若いいけいけの男性で固まっており、その講師のファンクラブの集まりのようだった。

その男性講師のにおいも、なんだか良い香水のにおいがした。

 

本当に合格したかったら、ファンではだめで、私はその講師の『信者になる』ことを推奨しています。

 

なぜなら各講師は、その資格を突破するためのノウハウを豊富に持っており、通常は自身がその資格を取得しています。

(通常はって書いたのは、診断士の経済学で、診断士を持っていない公務員試験を指導している講師が授業しているケースがあったためです。)

 

つまり、各講師は教え方は違う部分はあるかもしれませんが、資格合格という山の登り方を教えてくれます。

 

当然、講師になると、自身が合格した一つの登り方だけでなく、複数の登り方を知っています。

ただ、限られた時間で全部の登り方の提示はできません。その中でも受講者にとって良い方法を提示するということになります。

 

だから、受講者は、資格への取得の姿勢としては、その講師の信者になって、その講師の所作を徹底的に守り、同じ考えで、その講師と同じ対応が取れる必要があります。

そうすると合格率はあがります。

 

結局、講師のファン化したり、批評家になったりして、講師批判がメインになっていて、講師と同一化できるようなひとでないと、難易度が高い試験であればあるほど、なかなか合格は難しいかもしれないです。

 

例えば、診断士の2次試験は、まさに、講師のカラーがかなりでます。なぜなら、模範解答が公表されていないからです。

当然、予備校での模範解答は作り上げるものの、その講師が思っているベストな解答は違うことがあります。

 

ただ、言ってしまえば、どの講師でも合格できます。その講師が言っていることを信者になるくらい守れるか。その講師だったらどういう思考をし、どういう行動するか。つまりどういう所作が取れるか。

 

そうすると、その講師の受講生らしい解答をして点数を取ってくるはずです。

それに近づければ合格できます。

 

診断士に限らず、それを守らないで、勝手に自分に都合よく解釈し、マイルールでやると落ちます。

 

結局、資格取得は、いかにそのコツを身に付けるかです。

コツを無視して、勝手な登り方をしているうちは、いつまでたっても合格できません。

 

社労士ならば、択一試験での対応の仕方、選択式試験での対応の仕方、さらに細かくみるのならば、労基、労災、安衛法、健保、国年、厚年での学習の身に付け方。

診断士ならば、1次試験での各教科の身に付け方、2次試験の記述試験での対応の仕方、、。

かなり登り方(攻略方法)が違います。

 

『ファン(批評家)ではなく、信者になりなさい』

そのくらい本気で向き合ってみてください。

 

きっと吉報がでると思います。