告別式 | 上原誠オフィシャルブログ「WORLD OF MAKOTO」Powered by Ameba

告別式

告別式行いました

告別式に御参列された方々

本当に有り難うございます






火葬を行う前が一番悲しかったです

もう、触れる事の出来ない身体

実物を見ることすら出来ない


火葬したあとは

脳によぎる思い出と写真だけ


魂が49日あるとはいえ


身体を見て触れる事ができるのは本当に本当に最後


棺のなかに入ってる徹を見てくれた方々

最後に皆さんと心の握手をして本当に喜んでいます

いつも徹と会ってる方々は分かると思いますが全く違う顔


腫れた顔に

傷口を無理矢理くっつけて

その上からの化粧


化粧する前は本当に酷くて

事故当時は

本当に痛む事なく即死だった事が分かります


現場を何度も見に行きました



衝突した場所から、どれだけ飛ばされたのか

あんな、どっしりした大きなブロックのコンクリートが崩れていましたが身体かバイクのどちらがあたったのか

一番最初に車と衝突した場所の血痕から

最終地点の血痕を見ても

何とも言えない感じです



警察は何も教えてくれない



事故当日

朝の7時半ぐらいに一本の電話が入りました

『板橋警察交通捜査のものです』

はい 兄ですが

『上原徹さんと思われる方がお亡くなりになりました』


バイクの車種とナンバープレートで分かったとの事でした


最初はよく分かりませんでした

何いってんの?って感じです


『年齢が40歳ぐらい、バイクの色がクリーム色です、死体の確認をして頂きたいので帝京病院までお越し下さい』


すぐに母親を車に乗せ病院へ向かいました

母親は何度も徹に電話をしてましたがいっこうに出ない

『母親はパニックになってて、涙流しながら徹ちゃん死んじゃったよ、私これからどうしたらいいの』っと何度も言っていました

俺は母親に落ち着け

とりあえず40代

徹のバイクは茶色だから大丈夫


だから、焦るな

気持ちを落ち着かせろ

と何度も母に言い聞かせていました


ですが、そんな事を言ってる

僕も実話すごく震えてました

電話受けた時から身体中の震えが止まらず携帯を持っていてもずっと手の震えが止まりませんでした

車のブレーキを踏んでいても、足がかってに震えたしまうのです



病院に行く途中の事でした

事故現場が反対車線で行われていました


そうなんです
帝京病院に行く途中に事故現場に遭遇してしまったのです



トラックに積まれてるのは

弟の茶色のバイク

え、何でって感じでした

クリーム色のバイクは?



クリーム色と言うのはシートの色だったのです


けど自分の中では

まだ諦めてませんでした


バイクが窃盗にあったのでは

と思ったからです

その盗んだ40代が事故したと言うより、自分にそう言い聞かせていました


そのまま病院に到着


走って霊安室に駆け込みました


ほんとドラマみたいな感じでした



六畳ぐらいの霊安室の中に

ベットの上で顔と身体に真っ白の布が一人かぶされていました


俺はすぐに、その布を取ったとき



うん?徹?と疑いました

顔が全然違うのです



こちらが衣類になります









もう何も言葉が出なかったです



顔をよく見ていくと

まゆげ、髪型、ひげ



弟の徹でした



母親は死体を見たくないと言っていたので、ずっと泣きながら後ろを向いていました


後ろを向いてる母からは

本当に徹なの?


と何度も聞いてこられました



なんと言うか


すぐに、徹

とは言えませんでした


自分の中では徹って分かりましたが

母親には、まだ分からないと答えました


母親は徹の死体を見ないで

待機室で警察と待っていました


水を飲ませ

とりあえず時間をかせえで

落ち着かせるように持っていきました


その時の母親のショック度は80パーセントぐらいだと思われます

残りの20パーセントは、本当に徹なの?

ってクエッションがあったからです


だから時間と水と説得で

なるべくショック度を下げるようにしたのです


水を飲み、時間がたち

そして、もう一度死体のある

霊安室に行きました


そして、自分の口から言いました





徹だよ





ですが、もう母親は分かっていました



徹をみて崩れ落ち

泣き叫んでいました



その時はもう

俺も我慢してたので

泣き崩れていました



人生で初めてでした

こんなにショックな事があったのは


物やお金に変えられないと言うのはこういう事を言うのかと改めて実感しました


短い人生

たった25年


早いよ


もし神様がいて

このような事が事実ありましたが



何をしたかったのでしょうか



何かを教えたかった?

だれに?何を?

それなら、なぜ弟の徹?


今日の火葬場見ても

皆さん60歳以上でした


20代なんて徹だけ



先日、警察の方に聞きました


東京で事故はたくさんありますが

亡くなるのは一日何人ですか?



0から1人だそうです



そんな確率かよ


ふざけるな

って言いたいとこですが


実際、自分はプロスポーツ選手として

その確率の少ないプラスの1パーセントを掴もうとしています



それに掴む自信があります


ですが逆に人として優れてる方と言うのは

経営者やスポーツ選手でも

マイナスの1パーセントも引く自信があるのです


だから、スターは皆臆病者なのです


そのプラスかマイナスの1パーセントを引きあてる

どちらも引く自信があるのです





上原家は今回エースではなく

ジョーカーを引いた



いまだ一人になると

涙がでます



思いだしちゃいます


ですが、皆さんとお話すると少しづつではいますが笑顔を取り戻して来ています


前の上原誠100パーセント笑顔はまだ出ないと思いますが

徐々に時間をかけて気持ちの整理をして行きたいと思います



ただ



ただ


徹に一つだけきく


お前ならどうする




お前を殺したドライバー



お通夜と告別式に顔をだしにきた



俺は話したけど

反省してないね

あいつらは



言葉使いも全然なってない

ほんとっすか?

マジすか?

てきなナメた口調


電話だって俺より先に切る



俺が色々聞いてもすぐに返答は来ないで考えてから話すようにしてる


皆も言ってたぞ


あいつら態度が悪いって


言葉使いも態度も悪い




徹 どうする


俺はお前の性格を一番知ってるからお前の事を考えながら決めようと思う



もう少し待っててな





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