こんばんは、真です。
さて今日は、
「私の周りには性格の悪い人が多い」
と思っている方へのお話。
これは、
相手の性格が悪い
ということももちろん考えられますが、
あなたが相手を悪くとらえているだけ
ということも考えられます。
たとえば、
「お綺麗ですね!」
と言われた場合、
「ひゃっほー、褒められた!ありがとう!」
「えっ、そ、そうかな…自分だとそう思わないけど…でも悪い気はしないな~」
「ふん、なによ!こいつ、そんなお世辞言うってなんの魂胆があるわけ!?」
などなど、言われた側の反応はさまざまです。
で、自信のない人って相手の言葉を歪んで受け止めちゃう特徴があります。
相手が素直に綺麗だねって言った場合でも、
「絶対にそんなはずはない、こいつはおべっか使いだ」
と、相手をおべっか使う嫌な性格にしちゃうんですね。
ずーっと前にバイトしてたときのことですが、
とにかくこちらの言葉を脳内変換して受け止める人がいました。
「みんなで良い環境で働けるようにしようね」
と声掛けすると、
「それって、私が良い環境を作るのを邪魔してるって意味ですか?」
とか、15歳の新人さんが入ってきたときに、
「わ~、15歳かぁ、若いなぁ」
と言ったときに、
「それに比べて私は年寄りだって言いたいんですね?」
職場で他のバイト仲間と話していると、
「ちょっと、いま、私の悪口言ってたんじゃない?」
などなど。
え~、どうしてそんなに歪んだ受け取り方をするの~?(^^;
と困った覚えがあります。
何かを言うとこちらが夢にも思っていない受け止め方をするので話すときには緊張してしまい、
なんとなくみんなその人と話すときに妙に注意深くなったのですが、
「私を環境づくりの邪魔した年寄りだってみんなで悪口言って、それを注意したらみんなして私を避けるようになった。
こんなひどい職場にはいられません」
と辞めていきました。
正直そのあとみんなで、
「被害妄想がすごいよね~…💦」
「まぁ、仕事もよくできるし細かいことにもよく気の付く人のなんだけど、
持ち前の「よく気が付く」ってことを、活かさなくていい点に活かしておかしな解釈するのも得意だったよね…」
と話したのを覚えています。
話しながら、もう変に気を使わなくていいだな~とちょっとホッとした反面、私はゾッとしました。
なんでかって、私にも実はその人みたいな面がたくさんあったからです。
その人のように、
「私を年寄扱いしたんでしょ!?」
とハッキリ口に出すことさえなかったものの、人の言葉を受け取ったあとに家に帰って悶々と、
「あの言葉、どういう意味だったんだろ、きっと私を馬鹿にして言ってる…」
と悩むことが多かったです。
ネットで、
「相手は悪気なく言っていることもあります。相手の立場に立ってみましょう」
なんて言葉を読んでも、
「ふん!じゃあ悪気がなきゃ何言ってもいいんだ!?
だったら言ったもん勝ちだね!なんでそんな奴の立場に立ってあげなきゃいけないの!?」
と、ネットの文章まで歪んで受け止めて自ら傷つくっていう…。
ですが、自分が悪気なく言った言葉をことごとく「悪意」に変換されたときにはじめて、
「やばい、私のしてることって、人から見るとこんなことだったんだ…。
私、知らないうちに人に迷惑かけてたのかも…。
これ、私が性格悪いって思われても仕方ない…。
…性格悪いと思われても仕方ないっていうか…、実際性格悪いんじゃないの?私…」
と冷や汗が出たのを覚えています。
性格悪いのは周りじゃなくて、私がみんなを性格悪い人間に仕立て上げてたってだけ。
自信がないというのは、劣等感が強いということ。
劣等感が強いと、相手のちょっとした言葉まで気になります。
根底に「私なんか」「どうせ~しか…」という思いがあるから、全部「私なんか」に繋げて考える。
「笑顔がいいなんて、私なんかに言うのは魂胆があるからだ」
「この人、大学の話した。私が高校しか出てないから馬鹿にしてるの?」
自分が抱えている「~なんか」「~しか」「できない」「わからない」といったものが多いほど、
相手の言葉を歪んで解釈できる回数も増えていきます。
いま、自分に自信のない方、相手の言葉をそのまま素直に受け止めるように心がけてみてください。
「大学の話をした」
のであれば、それは大学の話をした、というだけのこと。
相手がハッキリ「高卒のあなたと比べて、私は大学出てるんだけど~」なんて言ってないですよね?
相手が言ってない言葉まで「相手が言った」と決めつけないこと。
今度
「は?バカにして言ってんの?こいつ性格悪い」
と思ったときには、
「え?でもバカにして言ったって証拠は?私、この人を性格悪くしようしてない?」
ということも考えてみてくださいね。
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