女性になるという事。
二次性徴時に周りが女性になって。私だけ取り残されて孤独を感じて。
私は結局男性として生きてきてしまって。
いつかな。
22歳くらいかな。また呆然と周りの女性を見て卑屈になって。
社会人になって先輩につれて行かれたキャバクラ。
全然楽しくない。
楽しくないどころか劣等感で女性と目を合わせられない。こんな醜い雄の私が死ぬほど恥ずかしくて。
その反面羨ましかった。
女性らしい美しい身体に美しい服を着ている女性が羨ましかった。
だけどまだ女性化しようとか考えられなかった。
何故なら当時GIDだとか、そういう言葉すら知らなかったし、そもそもその違和感が性別違和なのかどうかもよく分からなかった。
だから単に自分に自信が無いだけって結論付けて全てを片付けた。
あと、すごく嫌だったのは常に男性ホルモンの影響で性欲があった事。
私は女性に挿入するのが不快だった。何故ならいやらしい私の性欲で女性という純粋で神秘的な存在を汚す気がしたから。
だから自己処理も常に女性側の視点だった。女性側の幸せをいつも想像してた。
でも射精すると現実に戻されて、罪悪感で死にたくなるくらい不快になって。性欲はあるけど射精すると死にたくなるみたいな。
結局29歳で妻と出会って、何となく違和感なく付き合って。セックスは常に私の快楽ってより、妻の側、つまり私自身を妻に置き換えるような感覚でしてた。
だけど射精するとやっぱり不快。それでも妻の事は愛していたし、ずっと一緒にいたいと思った。
でも男性ホルモン値が年齢と共に下がってきた時、汚らわしい男性の自分が心底嫌になって。
毎晩自分の顔を殴って自分の身体が悲しくてわーわー泣いて。
ある時は首を吊って意識がなくなって。運良く死ななかったけど今思うとゾッとする。
多分このまま行ったら死ぬと思ったしこのまま生きるくらいなら死んだ方が楽って、そう思った。
だから自殺する覚悟があるくらいなら死ぬ覚悟でトランスしようって決意してね。
私にとって女性になるって事。
それは性別違和が無くなるのと同時に、過去の劣等感が無くなり女性として周りから認められて幸せに埋没して生きる事。
今はまだ道半ばだけど、そんな日を夢見ながら今は毎日を生きて。
努力して。
楽しんで。
悲しんで。
一歩一歩、普通に生きられる事を夢見て頑張る。
女性になるという事。
makoにとっては人生最初で最後の大きな試練なのかもしれませんね。
つか、酔っ払って調子こんで書いてたらこんな長文になっちまったΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
まぁそんな事を寝る前に考えていたmakoでした

皆さんおやすみなさい





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